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航空ファン No.688 2010/4 [雑誌]

航空ファン 2010年 04月号 [雑誌]
 
 
 
 
 
特集はXC-2。
 
【AVIATION ART CALLERY "Where the Eagles Gathered"】(Robert Taylor)
1944年3月5日、リモージュを目指す米陸軍航空軍第448爆撃航空軍のB-24を迎撃するJG2のBf109がバックで、そのBf109を追い払おうとしているスティーブン・ピサノ大尉のP-51Bがメイン、といった感じ。
 
【The Maiden Flight of XC-2 26 Jan. 2010】(瀬尾央)
白い気体に赤いラインの塗装がよい。見た目からもかなり重量感があり、2列3連ボギーの主脚と収納部のバルジ部分だけでも迫力がある。解説にもあるが胴体に張られた補強材の様子もよく分かる。
全幅44.4m、全長43.9m、全高14.2m、自重60.8t、最大離陸重量141t。エンジンはGEのCF6-80C2で推力27900kg。XP-1の機体とXP-1用エンジンと同時開発で全体で3450億円の開発費はかなり安いと思う。これはF-2の開発費とほぼ同じらしい。最盛期にはわが国航空技術者総数の1/3の2000人が参加したと書かれているが、6000人しかいないということか。
 
【新しく生まれ変わった海軍予備役航空団 TACTICAL SUPPORT WING】(Ted Carlson/FOTODYNAMICS)
VFC-12"Fighting Omars"の初期ロットF/A-18C、VFA-204"River Rattlers"のF/A-18Aとか。VF-111"Sundowners"のF-5Nは垂直尾翼もしくはラダーに旭日カラーのマーキングを入れているが、これは第2次大戦中に旧日本軍機を多数撃墜した勲功によるもの。VFC-13"Saints"のF-5Nはスイス空軍から購入したもの。これに加えてF-5E、F-5Nがあり、赤い星が垂直尾翼に入る。これ以外はVAW-77のE-2C、VAQ-209のEA-6B。
 
【MV-22B OSPREY on the USS NASSAU】(Photo Gert Kromhout)
ナッソー上でのオスプレイ。飛行中、駐機中に加えて、主翼とローターを畳んでいるショットもあり。折り畳みにかかる時間は2分ほどらしい。後半はMM-162のAV-8B+、 メインローターブレードが6枚のHMH-464"Condors"のCH-53E,HSC-28の"Dragon Whales"。
 
【VFA-102、最新ロットのF/A-18Fを受領】(神野幸久/KF)
VFA-102の新機材受領のための里帰りのフェリー中および受領後に厚木に戻ってきたときの様子。F/A-18E/Fの翼下パイロンは4度外に開いており、増槽を吊るすと空気抵抗が増えるそうな。よって長距離フェリーではセンタータンクのみを使用する。
 
【スホーイ"PAK FA"(T-50)登場】(藤田勝啓)
1月29日にPAK FAの1号機が47分間の初飛行を行った。ミグと争ってスホーイが選定されたのが2002年4月らしいから、ずいぶん時間がかかっている。筆者の推定では全長19.4m、全幅14.0m、兵器倉は4.6mとしている。エンジンはリューリカAL-31FにAL-41の技術を生かし改良されたもの。外見的特長としては、2つのエンジンの間が開いていること、垂直尾翼が全遊動式でF-22に比べて面積が小さいこと。でも垂直尾翼より後ろにエンジンノズルが突き出ているのでステルス性にはそこまで拘っていないとの見解。その他フラッペロン後縁からの放電索のようなものの突き出し(詳細不明)、稼動するLEXなど。なぞなのはエンジンナセル脇の逆三角形断面の細長いふくらみ。AAMの収納部にしてはスペースが少なすぎる。筆者の推測はアクティブ・フェイズドアレイ式新型レーダーのアンテナ素子収容部。1/206スケールの5面図あり。
 
【Charles-de-Gaulle Super Ethendard】(徳永克彦)
シャルル・ド・ゴールのシュペル・エタンダール。もともとエタンダールIVM/Pの更新が計画されたときにはジャガーMが候補だったが、1972年までのテストで着艦時のエンジンレスポンスがNGで見送られたらしい。シュペルエタンダールの発艦にはブライドルワイヤを使用するが、このワイヤ、使い捨てで1本70万円もする。
 
【Abu Dhabi & Bahrain】(徳永克彦)
サウジアラビア空軍サウジホークス、ジョナサン・ワーレイのホーカー・ハンターF.58A、ナット・ディスプレイチームのフォーランド・ナットT.1とか。
 
【AAHF COBRA DEMO TEAM】(Greg L. DAVIS)
Army Aviation Heritage FoundationのAH-1F4機によるでもフライトの様子。カラーリングもなかなかかっこよい。
後半はベトナム戦救出デモの様子。こちらはOV-1Bモホークも登場。
 
【C-X改めXC-2の初飛行までの道のりと、今後の展望を総括する「次期輸送機、ついに翔ぶ」】(小野正春)
C-Xの開発が決定したのは2000年末で、予算3300億円で2001年から2011年度までという計画。プライムは前胴と水平尾翼を担当する川重だが、三菱重が中、後胴体、富士重が主翼と垂直尾翼、日本飛行機が翼胴フェアリングを担当。複合材の使用比率はコストと重量のトレードオフを考えた結果、構造重量の30%までになっている。開発中のトラブルとしては、輸入リベットの強度不足のほか、P-Xの性強度試験中に発覚し、C-Xにも起こりえるとわかった水平尾翼の変形、C-X強度試験での主脚および周辺の変形、与圧荷重試験時の床構造の一部のヒビなど。
 
【航空機の静強度試験ならびに破壊試験】(下河利行・JAXA研究員)
解説もなかなか興味深い内容だが、余り見ることのない強度試験中の写真が面白い。エアバスA380、ボーイング787、エアバス・ミリタリーA400M、ボーイング777、F-2の試験の様子が掲載されている。
 
【XC-2のライバル、A400M】(青木謙知)
1982年、エアロスパシアル、ブリティッシュ・エアロスペース、MBB、ロッキードが将来国際軍用輸送機計画を立てる。1985年パリ航空ショーで二重反転式プロップファンの模型が展示される。1987年アエリタリア、スペインCASAがプロジェクトに加わるが、1989年にはロッキードが脱退し、開発機名称が将来大型輸送機(FLA)、ユーロフラッグという機構になった。1992年にはベルギーFLABEL、ポルトガルOMEGA、トルコTAI も加わる。しかし、プロジェクトは逆に進捗しなくなり、1995年6月14日にエアバス・インダストリーに対して軍用機部門の設立を求める。それを受けて1999年1月にエアバス・ミリタリーが設置された。
A400Mのスペックは全幅42.36m、全長45.01m、前高14.68m、翼面積221.50㎡、エンジンはユーロプロップのTP400-D7で、定格最大出力9649kWを離陸時最大8203kWに減格。4つあるエンジンのうち外側2つは機体正面から見て反時計回り、内側2つが時計回りとなっている。
 
【自衛隊航空2010】(小野正春)
 
【MV-22Bオスプレイ】(石川潤一)
 
【空夢 第16回4代にわたるウォーバード一家(前編)】(清水郁郎)
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第76回日本を無人飛行爆弾が襲う】(田村俊夫)
1944年7月米軍は英軍の協力の下、ほぼ無傷のV-1を手に入れる。3週間でエンジンの複製試験に成功、10月からは飛行試験も始められる。米軍はこれをJB-2と名づけて300機発注。陸軍はオリンピック作戦で九州上陸後に、コロネット作戦で は上陸前に関東を攻撃予定だった。結果的には実戦には使用されず1945年9月15日は生産中止、引き渡された1391機は戦後実験に使用された。現在は米空軍博物館に展示されているらしい。
 
【ヘンシェルHs129B型の検証 2】(国江隆夫)
装甲コックピットとキャノピー、特にキャノピーの投棄方法が前半の中心。後半はコクピットの計器、レバー類の解説。
 
【BOOK REVIEW】
零戦の栄光―大空の覇者/初陣、南方進攻、真珠湾攻撃、珊瑚海海戦 (伝承・零戦空戦記)

零戦の栄光―大空の覇者/初陣、南方進攻、真珠湾攻撃、珊瑚海海戦 (伝承・零戦空戦記)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 単行本
  1940年の9月重慶の初陣から1942年5月の珊瑚海海戦までの間について、搭乗員の手記をまとめたもの。ミッドウェイ以後の第2巻も予定されているらしい。
 
無人機とロボット兵器

無人機とロボット兵器

  • 作者: 兵頭 二十八
  • 出版社/メーカー: 並木書房
  • 発売日: 2009/12/22
  • メディア: 単行本
「筆者は熱心な核武装論者で、相変わらず中国を「シナ」呼ばわりする姿勢はとても賛同できるものではないが」という解説がオモロイ。
 
 

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