So-net無料ブログ作成

航空ファン No.714 2012/6 [雑誌]

航空ファン 2012年 06月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 06月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/04/21
  • メディア: 雑誌
【SHADOWHAWKS厚木へ到着】
3月24日、EA-18Gが厚木に到着、CVW-5に配備された。7ページ。
 
【先進技術実証機鋲打ち式実施】
 先進技術実証機の実大構造試験供試体の組み立てが始まった。2ページ。
 
【Blue Impluse 2012シーズンへの胎動】
 6ページ。
 
【F-2、松島に着陸】(黒澤英介)
松島に震災後はじめてF-2が飛来。やってきたのは三沢からのF-2B 2機。
 
【Schweizer Luftwaffe 雪山に舞うスイス空軍F/A-18C/D&F-5E】(中野耕志)
スイス空軍のTTE(Tiger-Teilersatz)プログラムはF-5E/FタイガーIIを新型機、グリペンに置き換えるもの。 評価試験では要求を満たしたのはラファールだったらしいが、グリペンの機体価格と運用コストが有利に働いて採用された。
 採用されたモデルはES-05 Raven AESAレーダとGE/Volvo RB12エンジン装備のJAS39E/F。
写真はスイス空軍各地の基地、Sion、Payerne、Meiringenを離発着するF/A-18C/DやF-5など。雪山をバックにしたシーンが絵になる。
 
【Mk.48】(徳永克彦)
HSS-2シーキングは1957年の米海軍の対潜ヘリコプター計画により開発されたもの。量産開始は1961年9月。
その後、大型の機体を生かして人員輸送型、捜索救難SAR型、早期警戒AEW型などが派生した。三菱重工もライセンス生産した民間型S-61はヨーロッパではウェストランドがWS-61シーキングとして製造、発達型の開発を担当。
その中のひとつがSAR型のHAR.3で、ドイツ海軍、インド空軍、ノルウェー空軍、ベルギー空軍向けのものがそれぞれMk.41、Mk.42、Mk.43、Mk.48と呼ばれる。
この特集はそのMk.48で、写真はたっぷり8ページ。
 
【欧州見聞録 "直撃カメラマン"洲崎秀憲の欧州飛行機撮影記】
英国ウェールズのマックループでの撮影。最初のやや薄暗い日差しの中をバンクしながら抜けていくF-15Eのカットがすばらしい。他にはBAEホークT.2、トーネードGR.4A。いずれも大迫力。
 
【先進技術実証機の開発と今後の展望】(加賀仁士)
将来のステルス機同士の空戦では互いの探知距離が近くなり、接近戦になる可能性が高くなる。そこでPost Stall Maneuverという高機動が求められてくる、らしい。PSMの効果は1993年のX-31とF/A-18Aの模擬戦で実証されている、らしい。
 先進技術実証機ではこのPSMのため、推力制御と飛行制御を統合するIntegrated Flight Propulsion Control(飛行推力統合)技術が使われる。このシステムは飛行制御コンピュータ、各動翼、パイロットコマンドセンサー、機体モーションセンサー、IRS、エアデータシステム(迎え角、横滑り角、飛行高度、飛行速度の検出)で構成される。
機体の規模は全長約14m、全幅約9mでFBLではなくFBWを採用。インテイク内部はスネークダクトでレーダーブロッカーも装着。キャノピーも導電性コーティングされる。搭載予定のエンジンXF5-1は推力約5トン、重量は640kgで3枚の推力変更のためのパドルがつく。
 
【次世代戦闘機に求められるシステム】(井上孝司)
 次世代戦闘機に求められるのはステルス性と機動性を両立させること。ステルス性向上のためにテイルレスにするのも手。機動性向上のために推力変更ノズルを採用する機体も増えそう。操縦系統ではFBLの採用が高まるはず。またYF-23が装備していた自己修復式操舵システムなども注目の技術。これについてはロックウェル・コリンズ社傘下のアテナ・テクノロジー社が同じような技術ASACを開発している。F/A-18の60%サブスケールモデルを使った実験では飛行途中に右主翼を脱落させて機体制御を維持することに成功している。
 ステルス技術の基本はレーダーはの反射エネルギーを弱めることと、発信源に反射波を返さないことからなる。ということは発信源ではなく、別の箇所で反射波が観測できる可能性がある。これを2機のペアで行うのがバイスタティック探知、それ以上の数で行うのがマルチスタティック探知と呼ばれる。
LPIレーダーはレーダーを使用しつつも逆探知の可能性を低減させるもの。「スペクトラム拡散通信技術を活用して、特定の狭い周波数範囲に集中して電波を出す替わりに、広い周波数に薄めて電波を出す」らしいがよくわからん。
 
【EA-18Gグラウラー 在日米海軍にも配備された新電子戦攻撃機の実力】(石川潤一)
グラウラーのF/A-18Fとの外見上の相違点は、まず主翼ドッグツース部分の形状の変更、次に高さ12.5cm、長さ150cmのウィングフェンス。ドッグツースは本来翼端失速を防ぐためのものだが、グラウラーでは翼端ポッド付近で振動が起きるようになってしまった。そこで、この効果を少なくして、その分の翼端失速対策としてフェンスが追加された。
アンテナも増設されていることも相違点のひとつ。翼端ポッドはALQ-218(V)2ののアンテナが入っているが、プロセッサや受信機はM61A2のあった場所に収容されている。
APG-79のT/Rモジュールから高出力マイクロ波を発進すると160km離れたミサイルシーカーを狂わすことが出来るらしい。
最も機密度が高いのは自身がジャミング中でも通信を確保するためのINCANS(干渉波除去システム)だそうで、オーストラリアがF/A-18Fをグラウラー仕様に改造する場合も供与されない模様。
グラウラーの重要な装備となるAGM-88 HARMは現在AGM-88Bブロック3とCのブロック4の2種類で、レーダーホーミングだけだが、GPS/INSを追加したD型を検討した後、ミリ波レーダーなどを搭載したAGM-88E を開発中。
機体価格はフライアウェイ・ユニットコストとしてみると、2011年度で7123万1583ドル、2012年度が6823万3250ドル、2013年は7265万3167ドル。ちなみにスーパーホーネットが2013年度FUCが6527万4808ドル。
 
【UH-X 新多用途ヘリコプター OH-1をベースに川崎重工開発開始】(小野正春)
 新型多用途ヘリUH-XはUH-1Jの後継となる機体。富士重工はUH-1Jの改良型を提案したが、最終的にはOH-1を改造母機とする川崎重工が受注することになった。エンジンは三菱重工が主契約で開発しているTS1-M-10(884shp)をベースとしたものになるらしい。ちなみにXTS2(1300shp)と呼ばれる試作エンジンはすでに納入されている。
 
【空夢 第42回 よみがえったAir Mail機(後編)】(清水郁郎)
 機体の修復に使えたオリジナル部品は脚のオレオの一部、胴体側面の乗降用ステップなど80点程度で、残りの大部分は800枚の図面からCNCマシンを使って作り直す。それでもレプリカではなく、レストアということになるらしい。
主翼のスパーはオリジナルは25ftのトウヒ材から作られていたが、同サイズのものは現在ではなかなか手に入らないので、重量は2割重いが7%強度が高いトガサワラを使うことに。
ホイールを製造するための金型は1万8000ドルもかかるので、購入者を募り、30個の注文を獲得することに成功。結果、1個1200ドルですんだ。初飛行は2008年の2月だった。
 
【第一次大戦獨墺陸軍戦利機の詳細(2)】(秋元實)
ジーメンス-シュッケルトD.IV フォッカーD.VIII、L.F.G.ローランドD.VIb、ユンカースC.L.I、ハルバーシュタットCLS.I、ハノーファーCL.V、アヴィアチックC.III、L.V.G.C.VI、ルンプラーC.XII
 
【一式陸攻戦記 第6話・米機動部隊との激突】(佐藤暢彦)
 
【アラドAr196の検証 2】(国江隆夫)
胴体とカウリング周り。
 
【スプーキーが日本にやって来る】(Kengo YAMAMOTO)
 米空軍のガンシップ研究は1963年に始まり、1964年にC-47にミニガン3基を装備したFC-47試作機を作成。1965年に4機が追加されたがミニガンが間に合わず10挺の7.62mmキャリパー30機関銃を使った。また戦闘機パイロットから「F」の称号が相応しくないと抗議があり、AC-47と改称することに。1966年からは本来のミニガン装備のスプーキーが製造され53機が使用された。スプーキーは銃弾24000発と照明弾45発を搭載する。AC-119とAC-130が投入され始めると、米空軍のAC-47は南ベトナム、カンボジア、ラオスに供されている。タイ空軍のAC-47はミニガンを12.7mm Cal.50機関銃3挺に変更。後に1挺を20mm機関砲や20mmガトリング砲に変更してるものもある。
 
ここで紹介されている機体は1986年までタイ空軍で使われていたもの。使えるパーツは外されていたがエンジンやプロペラなどは残っていた。これを解体し、撮影に使うために日本に運ぶことに。現地の作業員を雇っての試行錯誤の作業は相当に苦労したらしい。
 
【小松基地開庁50周年記念式典とF-15J記念塗装機】(出口春由紀)
 2ページだけ。エアインテイク横の梅の花、機種側面には白山の山なみと松の緑をストライプで表現。
 
【JAXA新実験用航空機「飛翔」初公開】
 ベースはセスナのサイテーション・ソブリン(C680)。米国でFTB化の改造のあと2012年8月に日本に到着。厚木の日本飛行機で国内での改造、マーキングを行い、2012年1月に改造後の初飛行、2月28日にJAXAの名古屋空港飛行研究拠点に回航された。母機の価格が18億円で改造費が5億円。ちなみにこれまでのFTBは1962年のビーチクラフトB65クイーンエア、1966年の富士FA-200、1988年のドルニエDo228-202、2000年の三菱MH2000A。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第102回 空冷エンジンでは高高度迎撃は不可能か?】(田村俊夫)
技術戦としての第二次大戦

技術戦としての第二次大戦

  • 作者: 兵頭 二十八
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/09/09
  • メディア: 単行本
上の本には空冷エンジンは高空では冷却が充分出来なくなり、壊れてしまうというような記述があるらしい。
 
日本の液冷エンジンは三菱重工がイスパノスイザのライセンス生産を行っていたが、1929年から開始した新製品開発では十数機種、50台あまりを試作するもものになるものは無かった。中島も1929年までのライセンス生産以後は自社開発していたが開戦のため断念。川崎はBMW-6のライセンス生産後改良後ハ9を開発したが、それ以後の発展は無かった。
 
中島飛行機エンジン史―若い技術者集団の活躍 増補新装版

中島飛行機エンジン史―若い技術者集団の活躍 増補新装版

  • 作者: 中川 良一
  • 出版社/メーカー: 酣燈社
  • 発売日: 1987
  • メディア: 単行本
日本陸軍機の計画物語 (1980年)

日本陸軍機の計画物語 (1980年)

  • 作者: 安藤 成雄
  • 出版社/メーカー: 航空ジャーナル社
  • 発売日: 1980/09
  • メディア: -

 

【BOOK REVIEW】

海軍戦闘機列伝―私たちは名機をこうして設計開発運用した!

海軍戦闘機列伝―私たちは名機をこうして設計開発運用した!

  • 作者: 横山 保
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2012/02
  • メディア: 単行本

  丸に掲載されたものの再録。タイトル通り海軍戦闘機の設計開発に携わった人やパイロットたちの回想など。

新兵器最前線シリーズ12 世界のステルス戦闘機 2012年 04月号 [雑誌]

新兵器最前線シリーズ12 世界のステルス戦闘機 2012年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジャパン・ミリタリ・レビュー
  • 発売日: 2012/04/02
  • メディア: 雑誌

  F-117A、F-22、F-35、T-50、J-20などが紹介されているとのこと。空自の元1佐によるステルス技術の解説もあり。

現存欧州大戦機アーカイブ (エイムック 2345)

現存欧州大戦機アーカイブ (エイムック 2345)

  • 作者: 藤森 篤
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2012/02/28
  • メディア: 大型本

  ハリケーン、スピットファイア、Bf109、Fw190A、MS406、H-75ホーク、I-15、Yak-3など。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

お名前(必須)

コメント
by お名前(必須) (2015-08-19 20:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。