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航空ファン No.715 2012/7 [雑誌]

【F-16 4,500機生産達成の金字塔を打ち立てる】(徳永克彦)
 4500機目の引き渡しセレモニーは4月3日にロッキード・マーチンのフォトワース工場で実施。4500の中には試作機10機は含まれていない。機体自体はモロッコ空軍向けのため、地味な茶系の迷彩のみ。垂直尾翼に4,500 F-16 DELIVERYの文字が入る。F-16プログラム担当マネージャの写真もあるがGD時代からすでに12代目だそう。
 
Polish F-16】(徳永克彦)
 ポーランド空軍のF-16はMiG-21からの更新。契約は2003年で単座型36機、複座型12機。使用機材はP&WのF100-PW-229搭載のブロック52+。空撮中心の8ページで、日没直後の空をバックにフルアフターバーナーで加速しているカットがかっこいい。
 
【THE GREEN MOUNTAIN BOY VIPERS OVER VERMONT】
 バーモントANGのF-16C。6ページ。
 
【LONESTAR VIPERS テキサスANG、149FWのF-16C】
 149FWの使用機材は1947年のP-51から始まり、F-80、F-84、F-86、F-100、F-102、F-4、F-16と続く。149OGの指揮下に編成されているのが182FSの"Lone Star Gunfighters"。2012年の65周年記念の特別塗装の指令機は赤、白と白い星が入ったブルーを組み合わせ。星条旗をモチーフにしたものかと。
 
【RED FLAG 12-3】(田宅敦将)
 2月27日から開催。海外からは英空軍とオーストラリア空軍のみ参加。迷彩のF-15C、F-16Cがかっこええなぁ。
写真はF-22A、F-15C、F-15E、F-16C、E-2D、豪空軍のF/A-18、英空軍のトーネードGR.4など。
 
【ANNUAL EXERCISE "COPE TIGER 2012"】
 3月12日からタイのコラートRTAFBで開催。写真はタイ空軍のグリペンC/D、F-16B、米空軍のF-15C、シンガポール空軍のF-15SG、F-5S、F-16Dなど。A-10も参加していたらしいが写真はなし。
 
【弾道ミサイル対処の日々】(瀬尾央)
北朝鮮の弾道ミサイル発射観測のための機材が嘉手納に集まった時の様子ということらしい。EO/IRを内蔵した大型ドーサルフェアリングを機種の上に載せたガルフストリームIIBは4月10日に飛来。民間機登録とのこと。
米空軍にはRC-135はSが3機、Vが8機、Wが9機あるらしい。C-135B→EC-135N→RC-135X→RC-135Sと変遷した62-4128の写真あり。半分くらいは夜間というか未明の撮影で機体の全体ははっきりしないが、各部のライトが機体シルエットを浮かび上がらせていていい感じ。
 
【NAF ATSUGI SPRING FESTIVAL】
 4月28日開催。VAQ-141のEA-18G、E-2C HE2Kとか。
 
【MACS IWAKUNI FRIENDSHP DAY】
 5月5日開催。AV-8B、F/A-18D、US-2、UH-1J、F-4EJ改、MCH-101、ブルーインパルスなど。
 
【エアーメモリアルinかのや 2012】(渡嘉敷健一)
 4月29、30日に開催。P-3Cがずらっと並んだカットは壮観。このほかUH-60J、US-2、U-36Aなど。
 
【欧州見聞録】(洲﨑秀憲)
 本文にもあるように快晴をバックにした写真はない。が、バルカン、チヌークHC.2A、F-16AMいずれもいい雰囲気でかっこいい。
 
【F-16 Fighting Falcon】(石川潤一)
 YF-16の初飛行は1974年2月2日。初期量産型はブロック1で正式名はF-16A/B-01-CFで、CFはコンベア社フォトワース工場の意。量産型の初飛行は1978年8月17日で1979年にユタ州ヒル空軍基地388TFWに配備された。4年もかかっている。
ヨーロッパ製は同年ベルギーのブリュッセル・サウス・シャルルロワ空港となりのSABCAゴスリ工場で完成。 ブロック1を導入したのは米軍以外ではNATOのオランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェーで全部で94機生産。レドームを黒からグレイに変えたブロック5は197機生産。色を変えた理由は太陽熱を吸収しやすいから、とあるがそれがどのような障害につながるかの説明は無し。
1979年にソ連がチタンの輸出を制限したため、アルミハニカムなどの使用を増やしたのがブロック10。ここまでが初期型で、ブロック15以降が後期型となる。ブロック15はMSIP(Multinatinal Staged Improvement Program)ステージ1とも呼ばれ、水平尾翼が30%ほど増積されたのでビッグテイルとも呼ばれる。また空気取り入れ口の左右にハードポイントが追加された。1988年からのOCU(Operatinal Capability Upgrade)ではエンジンをF100-PW-220に換装、機体構造も強化されて最大離陸重量も17,010kgになった。 1986年に導入が決定したADF(Air Defence Fighter)はOCUを防空戦闘用に改修したもので、スパローの運用が可能になり、F-16AM/BMブロック20となる。で、あってる?ちなみにのタイプの外見上の特徴はキャノピー前のAPX-1-1 IFFのブレードアンテナでその形からバードスライサーと呼ばれている。
米軍は1983年度にMSIPのステージ2にあたるF-16C/Dブロック25とブロック15の両方を発注。C/DではMFDが2基設置、HUDも広視野角のものに変更、ドーサルフィンが大きくなってIFF/UHFアンテナが追加されている。またエンジンもF100-PW-220Eを搭載する。F-16C-25は209機、Dは35機製造されすべて米軍が使用。
ブロック30と32の違いは搭載エンジン。末尾が0ならF110系で30はF110-GE-100、1ならF100系で32ならF100-PW-220/220Eを搭載する。ブロック30シリーズは1987年から納入開始し、733機を製造。トルコ、ギリシャ、イスラエル、エジプト、韓国で使用された。また米海軍の仮想敵機F-16N 22機、TF-16Nもブロック30となる。
ブロック40はAAQ-13LANTIRN NVP(航法ポッド)、AAQ-14 LANTIRN TGP(目標指示ポッド)を搭載し、夜間攻撃能力強化したナイトファルコン。HUDもLANTIRN対応のものに、レーダーもAPG-68(V)に換装、GPS受信機、新型電波高度計などが搭載されている。1987年から発注が開始され、615機が生産された。
なおブロック40シリーズはC/Dの次、F-16XLがE/Fなので、G/Hと呼ばれる。またブロック50はJ/Kとななったが、結局使われなくなった。
ブロック50では推力が増強されたF110-GE-129とF100-PW-229に換装、レーダーはAPG-68(V)5もになった。またASQ-213 HTSポッドが搭載可能になり、AGM-88HARM対レーダーミサイル運用が可能になっている。米軍向けとしてはこのタイプが最終型になる。
ブロック50+シリーズはさらに空対空探知能力が30%ほど向上したAPG-68(V)9になり、また合成開口レーダーモードも追加されているので対地攻撃能力も向上した。
ブロック60はレーダーがノースロップ・グラマンのAPG-80ABR(Agile Beam Radar)になり、エンジンもF110-GE-132を搭載し、F-16E/Fと呼ばれる。(XLはすでに退役済み)
今後の能力向上型としては、F-16CM/DM CCIP改修機がある。この改修ではリンク16MIDSやJHMCSの運用が可能になり、多機能ディスプレイがカラー化される。
転売するため、予備機や部品取りようの機体を大幅に近代化改修するF-16Vという計画もあるらしい。詳細は不明だがAESAレーダーを搭載してF-16E/F並みにするものらしい。
 
 
【F-16 4,500機生産達成 ―歴代大量生産機中の位置づけについて】(松木時彦)
古今東西生産数の多い機体。第1次大戦ではフォッカーD.VIIが3200機、ソッピース・キャメルが5500機、S.E.5が5200機。スパッドS.VIIは5600機、S.8なら8500機。
第二次大戦ではBf109が33,000、Fw190は20,000以上。対する英軍のスピットファイアは23,000機、ハリケーンは14,000機、モスキートなら7,700機。米軍のP-40は13,700、P-47が15,660、P-51が16,766機とある。海軍のF4Fは7,700、F6Fは12,275、F4Uは12,571。この辺は数字が細かいな。ソ連のI-16は9,450、Yak-1は8,700、Yak-9は16,769機、LaGG-3は6,258機、La-5は9,920、La-7も8,000近い。
攻撃機ではIl-2-/-10がダントツの42,000機以上、Pe-2でも11,500機。ドイツのJu-88は15,000、英軍のビッカース・ウェリントンが11,500、ハリファックス6,200、ランカスター7,400とある。米軍のB-17は約13,000、B-29は4000機、A-20ハボックは7,400以上、B-25ミッチェルは9,984機。
輸送機ではC-47が1万機以上。ちなみに日本の零式輸送機は500機くらい、ソ連のリスノフLi-2は5,000機程度つくられた。
戦後のジェット機ではF-86が9,860機、F-84が7,524機。ソ連のMiG-15は15,000以上、MiG-17も1万機以上、MiG-19は9,500機、MiG-21も1万機以上作られた。西側で多いのは第3世代のF-4の5195機。
 
【リノ・エアレース事故からの再生に向けて NTSBの記者会見と提言書】(神谷直彦)
 2011年のリノの事故はNTSB(National Transportation Safety Board)が調査を行っており、4月に記者会見が行われた。問題点として、レースコースの形状とレイアウト、レース前の技術検査、機体の改造と耐空性の確認・証明、エアレースに関するFAAのガイドライン、Gがパイロットに与える影響、ランプエリアにおける安全管理の6点を指摘。これらの点についてFAA、リノ・エアレースを主催するRARA、アンリミテッドクラスに参戦しているチーム全体であるNational Air Racing Group Unlimited Divisionの3団体に対して提言書がだされた。
アンリミテッドクラスはオリジナルからかなりの改造が行われているが、その安全性を確認するのは確かに難しそう。まさか破壊試験を行うわけにもいかないだろうし。またGがパイロットに与える影響についてはGスーツの使用を提言している。今回の事故も機体の破損から高Gがかかった状態になり、パイロットの制御ができなくなったとの予測がされているらしい。
なお肝心のレース自体は明確には中止になっておらず、内容は不明確なものの何らかのイベントは開催される模様。
 
【空夢 第43回 テストパイロット(前編)】(清水郁郎)
Texas Airplane FactoryでMe262の製造を行う話が持ち上がった時、テストパイロットとして名乗りでたのが元LuftwaffeでAmerican Airlineの機長だったWolfgang Czaia。製造の元になった資料はペンシルバニア州のNAS Willow GroveのゲートガードになっていたMe262B-1a。元Henschellで飛行機製造に携わっていたTAFのHerbert Tischlerは海軍と交渉してレストアして返却することを条件に借用することに成功。5機を並行して製作を始めたが資金難に陥り、ボーイングの元技術者Bob Hammerに引き継いだ。BobはB-2Aの製造技術に特許を持つ技術者であり、757の製造担当副社長でもあった人。Bobは複数機の同時並行製作を止め、まずはレストアを完了させ、次に複座のMe262B-1c"White One"を仕上げることにした。このS/Nは大戦時のメッサーシュミット社の製造番号に続く501241となった。
 
【第一次大戦獨墺陸軍戦利機の詳細(3)】(秋元實)
<装甲歩兵用飛行機(襲撃機)>
アルバトロスJ.II : 発動機ヘンツ(?)IVa 220hp、最大速度140km/h
ユンカースJ.I:発動機ベンツBzVI 200hp、最大速度155km/h
 
<爆撃機>
フリードリヒスハーフェンG.III 発動機メルセデスD IVa 260hp×2、最大速度135km/h
フリードリヒスハーフェンG.IIa:発動機メルセデスD IVa
ゴータG.VII:発動機メルセデスD IVa 260hp×2、最大速度180km/h
ゴータG.IX:発動機マイバッハMbIV 2y60hp×2
ジーメンス・シュッケルトL.I:発動機マイバッハMb IV 260hp×2、最大速度125km/h
 
<超大型爆撃機>
ツェッペリン-シュターケンR.XV:発動機マイバッハMb.IV 245 hp×4、最大速度135km
 
<オーストリア・ハンガリー機>
アルバトロス単座駆逐(J型)、ウファグ単座駆逐機(D型)、ベルク単座駆逐機(D型) 、フェニックス単座駆逐機(D.I)、フェニックス単座駆逐機(J型)
 
【三沢航空科学館からのお知らせ 零戦の特別展示は52型から21型へ】
 三沢航空科学館では佐賀からの零戦52型を展示してきたが、その借用期限が近付いたため代替として映画撮影用に作られたレプリカの21型の展示が始まった。映画はコレ↓
聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実- [DVD]

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

【一式陸攻戦記 第7話・MO作戦と東京発空襲】(佐藤暢彦)
 
【アラドAr196の検証 3】(国江隆夫)
主翼とか操縦系統とか。
 
【佐渡にDC-3がやってきた!】(YAMAMOTO Kengo)
 輸送されたDC-3の組み立てを手伝ったのはパイロットと整備士の資格を持ち、自身もDC-3を所有するマーク・ボゴーストという人物。職業はスカイダイビングパイロットらしいが、所有のDC-3は安全性やコストの面から現在は商売には使っていないとのこと。
組み立ては現地の若者数名を雇って行われたようだが、欠落部品や補強用の部材を作りながら苦労した模様。ネジもインチネジなので代替がきかず、エンジンなどから流用した。零式輸送機の開発時にもセンチ規格の変更が手間取ったとある。
 
【Thunder over Utah Airshow】
 ブルーエンジェルスが1ページ、3カット。あとは話題のオスプレイとF-22A、VFC-13のF-5F。
 
【SUN'n FUN international Fly-In & Expo】(布留川司)
 LA-4-200バッカニアという知らない機体、B-29"FiFi"、アクロチームのブラックダイヤモンドのL-39×3とMiG-17×2の編隊、Red Tails塗装のP-51Cなど。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第103回 飛行船の船団護衛時、潜水艦による損害は皆無?】
 タイトルの唯一の例外は1942年5月25日の飛行船K-4の哨戒時に油槽船ペルセポネがU-593の雷撃を受けた時だけらしい。第一次大戦では英、仏も軟式飛行船を哨戒に使ったが、第二次大戦で使ったのは連合国側では米海軍だけ。
ちなみにKクラスの発動機はP&W R-1340(550hp)を425hpに減格したものが標準でK-3からK-8はライトR-975が使われた。
 
【BOOKREVIEW】
異なる爆音―日本軍用機のさまざまな空 (光人社NF文庫)

異なる爆音―日本軍用機のさまざまな空 (光人社NF文庫)

  • 作者: 渡辺 洋二
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2012/04/30
  • メディア: 文庫
短編11編で構成。航空ファン連載の「個人としての航空戦史」の内容を加筆訂正したもの。
 
 
日本海軍艦上爆撃機 彗星 愛機とともに: 写真とイラストで追う装備部隊

日本海軍艦上爆撃機 彗星 愛機とともに: 写真とイラストで追う装備部隊

  • 作者: 吉野 泰貴
  • 出版社/メーカー: 大日本絵画
  • 発売日: 2012/04/18
  • メディア: 大型本
装備部隊、搭乗員、機体のアルバム、らしい。巻頭に西川幸伸氏のカラー側面図26点、佐藤邦彦氏のカラー細密詳細図6ページを収録。
 
 
ジェットパイロットが体験した超科学現象

ジェットパイロットが体験した超科学現象

  • 作者: 佐藤守
  • 出版社/メーカー: 青林堂
  • 発売日: 2012/04/14
  • メディア: 単行本
  著者は空自でF-86F、F-4EJ、F-1に乗った人。

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