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航空ファン No.709 2012/1 [雑誌]

航空ファン 2012年 01月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 01月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2011/11/21
  • メディア: 雑誌
【TOPGUN & STRIKE 米海軍航空のエリート集団】
トップガンの正式名称はNFWS(Navy Fighter Wepons School)。VF-121に最初に開講したのは1969年3月、1972年7月には独立組織NFWSとなる。1996年に対地攻撃の教育などをしていたNSWC(Naval Strike Warfare Center)と合併、航空戦闘全般の教育組織NSAWC(Naval Air & Strike Wafare Center)の一部門となる。
写真はフランカースキームのF/A-18C、ノーマル塗装のF/A-18F、迷彩のF-16A、減りのSH-60Sなど。
 
【海上自衛隊演習/日米協同年次演習のGW】(神野幸久)
VFA-195、VFA-102、VFA-115、VFA-27のF/A-18E/Fなど4ページ。
 
【Austrian Eurofighter】(徳永克彦)
オーストリアのタイフーンは当初の計画から規模が縮小されて単座型15機のみで調達を終了。相変わらずのシャープな空撮写真が8ページ。
 
【MIGHTY "AD" SKYRAIDER】(LUIGINO CALIARO)
ウォーバード・ヘリテージ財団のAD-1はベトナム迷彩。主翼を折りたたんだカットあり。兵装類もついていて雰囲気充分。
次のページは米海兵隊航空博物館の1952年製AD-4NA。元々夜間攻撃型として胴体後部機内にレーダ手席とECM席を並列になるように製造されていたが、直後にこれらの装備をはずして昼間攻撃機とされたもの。よって、後ろのほうにドアが残っている。
次はキャバナー飛行博物館が所有するAD-5で、コクピットは並列複座でその後ろにも2座席が設けられている。
 
【San Francisco Fleet Week】(Takayuki TEI)
1カットずつが小さいのが残念。サンフランシスコの街やゴールデンゲートブリッジを背景にしたブルーエンジェルスが画になる。
 
【NASLeemoore Airshow】(Yas Tuchiya)
 
【OSAN AB AIR POWER DAY】(関野義和)
10月29日開催。A-10C、U-2Sが少し。
 
【Bulgarian International Aviation Festival 2011】(中野耕志)
2年に1度の開催。MiG-21bis、Su-25K、MiG-29UBなど。Bf109G-2が1カット。
 
【KF-XとF-15SEサイレントイーグル】(石川潤一)
韓国空軍のF-4後継機として、ボーイングはF/A-18ではなく、F-15SEを提案するらしい。F-15SEの傾斜した垂直尾翼はRCSの低減よりは「飛行性能向上と軽量化が主眼」とある。外側に傾けると揚力を発生することができ、揚抗比が改善するらしいがほんとにあれくらいの傾斜で効果があるのか?軽量化についても複合材を使うことがなぜ傾斜させることに繋がるのか説明はない。
F-15SEではF-15Eで廃止されたSta.1, Sta.9のパイロンが復活している。
コクピットはタッチパネル式大型液晶を採用して大幅に変更される模様。またJHMCSにも対応するらしい。
 
【意義あり。海上自衛隊YS-11後継機として決まったC-130R中古機導入にObjection】(小野正春)
 航空自衛隊のYS-11M輸送機の後継機としてC-130Rの再生機が採用されることに決まった。C-130Rは米海軍が保管しているKC-130Rから空中給油機能を取り外したもの。新造機が70億円程度のところを20億円ぐらいで20年以上使えるものにできるとか。
しかし、C-130は海上自衛隊では運用実績がなく、その準備にはかなりの時間と経費がかかりそう。しかも、単機としても性能は大幅に向上するのに数も4機から6機に大幅増加される。このあたりが、いかがなものか、という話。
 
【現代中国の「空母」艦上機―殲15・J-15艦上戦闘機を中心に】(田辺義明)
J-15は瀋陽飛行機設計所のJ-11B(SU-27系)とウクライナから入手したスホーイ設計局のT-10K-3(Su-33の原型)をベースにデザインされた。 Su-33との違いはカナードが少し鋭く、上半角が大きい。主翼の折りたたみ位置、フラップの位置が変更されている。レーダーはJ-11が使っている空軍多機能1471型デジタル・パルスドップラー・レーダーの海軍型。同時に20の目標を追跡し、最大6つの目標に対してミサイル誘導ができる。エンジンは当面AL-31F系を採用、ゆくゆくは国産WS-10Aへ換装されるらしい。
 
【MAKS2011に見るロシア空軍近代化計画】(鹿内誠)
Su-27SM3が初公開。 キャンセルされた中国向けSu-27SKのエアフレームをベースにロシア空軍向けSu-27SM相当の改修型。エンジンはサトゥルンAL-31F(推力12,500kg)からサリュートAL-31F-M1(推力13,500kg)。レーダーは多目標同時攻撃能力持たないN-001パルスドップラーから、10目標同時追尾、2目標同時攻撃が出来るN-001Vに変更。
他にSu-25SM3もう展示されたらしい。
 
【空夢 第37回 スミソニアンの晴嵐(中編)】(清水郁郎)
 NASMの修復の基本方式はネジ一本でも可能な限りオリジナル状態を残すことだそうだ。その意味では表面の緑色の塗装をほとんど保存できず、残念だったとのこと。胴体後部のリベットや外板も交換になったが、ストリンガーや胴枠は修理で再生された。エンジンは内部状態がよかったことから分解せずに保護剤のみ。破れた羽布を交換する際もその縫い方から調査しなおしている。
 
【一式陸攻戦記 第1話・一式陸攻デビュー】(佐藤暢彦)
昭和12年(1937年)の9月18日、海軍航空本部で技術会議第一分科会が開催され、十二試陸攻計画要求書が審議される。その冒頭で会長の杉山少将から「本陸攻の試作の目的は現九六陸攻が欠陥ある故、この改良型をなるべく速やかに得るにあるということを申し上げておく」という発言があった。背景には1ヶ月前に渡洋爆撃を行った九六陸攻が大きな被害を受けたことがある。これに対して航空廠では堀輝少佐らが防弾タンクの研究にあたった結果、耐弾性を高めるためには左右の翼内タンク各5個にたいして外周を8mm以上のゴムで覆うのが効果的という結果を得ている。しかし、実際には300kgの重量増加になるため九六陸攻に対して改修をすることは出来ず、新型機を試作することになったという流れ。
これを受けて決められた十二試陸攻の要求計画書はこんな感じ。
 
  1. 目的:敵艦艇撃破並びに捜索偵察に適し、且、所要に応じ陸上機動戦にも適応し得る陸上基地用飛行機を得るにあり。
  2. 形式:双発動機型単葉機とす
  3. 主要寸度:制限を設けざるもなるべく小型とすること
  4. 装備発動機:金星発動機四型または震天発動機とす
  5. プロペラ:恒速プロペラを装備すること
  6. 兵装:雷撃兵器 九一式魚雷又は九四式魚雷二型(中略) 爆撃兵器 800x1 50x1 250x4 60x12 ...
  7. 備装(略)
  8. 搭乗員:操縦員2 偵察員2 無線員2 発動機員1
  9. 性能:航続力(高度3000m) 
    • 攻撃過荷重状態 170kt(315km/h)以上 1700海里(3150km)
    • 偵察過荷重状態 170kt 2600海里(4800km)以上
    • 最高速力 高度3000mにて215kt
    • 上昇力 高度3000mまで 8分以内
    • 離陸滑走距離 攻撃時で600m以下
    • 着陸速度 65kt(120km/h)以下
  10. 強度(略)
  11. 其の他(略)
会議の中で大西瀧治郎大佐から燃料タンクを胴体に移すことやタンクの防御について発言があったが、航空廠発動機部長の花島孝一少将や航空機部長・桜井忠武少将などから双発機では無理との意見があり防御について統一した見解は出せなかったとある。そのため要求書には「其の他」に「敵弾による火災発生を極力少なからしむこと」というあいまいな表現の1文が入るのみだった。
 
この要求書を見た本庄技師の感想は「無理難題を並べた」 との印象。この辺は十二試艦戦の要求書を見た堀越技師とおなじか。また、機械としての効率の良さばかりに偏重し、軍用機としての強さが不十分であるともあり。小柄の機体に長い航続力を望むと燃料タンクをいたる所に装備することになり、被弾に対し弱くなるから。そこで本庄技師は2発の発動機で要求書にある搭載量と空力性能、兵艤装の要求を満たし、防弾鋼板と燃料タンクの防弾、消火装置を運ぶための2発を追加、つまり4発案を提案する。しかし、その案を紹介した会議の場で和田操廠長が「用兵については軍が決める。三菱は黙って軍の仕様書通り、双発の攻撃機を作ればよいのだ。黒板に書いてある四発機の図面を直ちに消せ」とまで述べ一蹴される。
艤装についても要求は途中で変更され、当初尾部銃座は予定されておらず、途中で設計変更を要した。
 
本庄技師は長大な航続力を実現するため、インテグラルタンクを採用する。その際堀輝一郎少佐意見を求めたところ、将来的に内袋式防弾タンクにすることが可能な方式を勧められてはいる。
 
昭和14年9月20日最初の地上運転が行われ、10月23日には初飛行が実施される。海軍が領収したのは15年の1月24日で、テストの結果、最高速度240kt(445km/h)、航続距離3000海里(5550km)の性能が確認される。しかし、ここで海軍はこのG4をベースにした改造機を爆撃編隊の翼端掩護機に使用することを考え、胴体下面に20mm旋回機銃を追加、上方7.7mm銃を20mmに変更、乗員を10名に、インテグラルタンク前後に防弾ゴムを追加したG6の30機の生産を命じるを。三菱側は反対したらしいが結局15年8月には1号機が完成した。ところが、G6は零戦が9月13日にデビューしたこともあったのか、次第に訓練も行われなくなっていった。
 
G4の問題点として荷重状態で7100mまでしか上昇できないこと、 脚が強度不足で折損事故が多発したことが挙げられている。脚は26号機から補強された。
 
【陸軍愛国号献納機調査報告 その4標記、消息、まとめ】(横川裕一)
 
【Fw200 コンドルの検証 4】(国江隆夫)
 Fw200が使用したエンジンはBMW132 "Hornet"、BMW132D/H、BMW132G/L、Brao323R "Fafnir"。HornetはP&Wのライセンス生産で155.5x162mm、27.7リットル、圧縮比5.0または5.25、全長1116mm、直径1390mm、重量355kg、525ps/1900rpmとある。D/Hは圧縮比を6.5、回転数を2450rpmに高めて915psとしたもの。しかし重量も500kgになっているので馬力重量比は悪化している。G/Lは圧縮比はD/Hと同じだが、重量は430kg、830ps/2230rpm。
ブラモは元ジーメンスのシュパンダウ工場が1936年に再編されて誕生したが、のちにBMWと合併した。排気量は26.6リットル、圧縮比6.4、重量580kgだが最大出力は1000ps/2500rpmとなっている。名前のFafnirは北欧神話の登場人物で、竜の姿に変化して宝を守る番人。神話の中でジークフリートに倒される役回りらしい。
 
【平成23年度航空観閲式】(赤塚聡)
 
【エアフェスタ浜松2011】(赤塚聡)
10月23日開催。16機のT-4のビッグダイヤモンド、E-767とか。E-767Jrもあり。
 
【小牧基地航空際】(林大策)
 10月23日開催。給油ブームを下げたKC-767。U-125Aの2機編隊。
 
【入間航空際】
 11月3日開催。RF-4E、CH-47J、C-1など。
 
【ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA】
 10月9日開催。SH-60J、SH-60Kなど。モノクロ1ページ。
 
【陸上自衛隊明野駐屯地航空際】
 10月30日開催。AH-64Dなど。モノクロ1ページ。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第97回 なぜハインケルはジェットで成功しなったのか】(田村俊夫)
1939年8月27日、HeS 3Bを搭載したHe 178が初飛行。1941年3月30日にはHeS 8Aを使ったHe 280も飛行している。
しかし、その後の主流になれなかったのは、まず手を広げすぎたこと。ハンス・フォン・オハインの遠心式に加え、ユンカースのジェットエンジン開発が航空省に中止されたときに引き抜いたマックス・ミューラーは軸流ジェット、レシプロエンジンを使用するモータージェット、複合サイクル、ターボプロップまで検討しており、リソースが分散してしまった。
またオハインとミューラーが対立した際、派遣されたヴォルフ専務が調整に失敗。さらに、オハインが戦後ジークフリート・ギュンターに宛てた手紙によると、各種の試験設備、生産設備、開発・設計エンジニア、品質管理者が欠けていたためHeS 8Aの生産に移れなかったと述べているらしい。
 
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