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航空ファン No.711 2012/3 [雑誌]

【F-35 LIGHTINIG II】 
12月20日にF-XとしてF-35の導入が正式決定したことを受けたことによる特集。A,B,Cが少しずつ2ページ。
 
【NAVY RESERVE CONA HERITAGE PAINT SCHEMES & COLORFUL SHOW BIRDS】
CONAオフィシャルペイントプロジェクトは海軍が正式に認めた記念塗装機。実戦任務に支障をきたさないよう、また余計な経費がかからないように訓練部隊や予備役の近日中に全塗装予定の機体が選ばれている。
垂直尾翼にダースベーダーのVAQ-209 "Star Warrors" EA-6B。VFC-13 "Saints"のF-5Fは赤い星のNFWS塗装。VFC-12 "Fighting Omars"、VFA-204 "River Rattles"はどちらもダークシーブルーで前者はF6Fの塗装。VFC-111 "Sundowners"は垂直尾翼にサンダウン、機首にはシャークティース。
 
【飛行教導隊創立30周年記念式典】
ほぼ同じ右斜め後ろからのアングルで、緑/黒の82-8091、青/灰の92-9095、黒/白の32-8081、茶系の92-8912。27のT-2もあり。
 
【スロバキア空軍のMiG-29とL-39】
最初の見開き2ページを使ったMiG-29のドアップ写真がかっこいい。スロバキア空軍は一時はチェコスロバキア時代に導入された機体10機を含めた24機のMiG-29A/UBで2個戦闘飛行隊を編成したが、現在は12機しか残っていない。グレーのピクセル迷彩がかっこいい。L-39は訓練型のL-39CMが6機、軽攻撃型L-39ZAMが4機ある。
 
【Adequate Response 2011 実弾演習に参加したウクライナ空軍のMiG-29とSu-27】
MiG-29の54と55、Su-27の39、75など。短射程ミサイルR-73(AA-11 アーチャー)、中射程のR-27(AA-3 "アラモ")など。R-73RMDの写真ではスラストベクタリングノズルもよくわかる。
 
【Luftwaffe Eurofighter at Laage ドイツ空軍ユーロファイター訓練部隊JG73"Steinhoff"最新ショット】(Stephan Petersen)
空撮写真のほかに夜間のハンガー内の写真も。
 
【AL FURSAN】(徳永克彦)
アラブ首長国空/防空軍のアクロチームは1987年まではアエルマッキMB326 5機とBAeホーク63 4機で編成されたタイガー・スコードロンがあったが、イギリスのインストラクターの帰国、M326の退役などで消滅。しばらくブランクがあった後、M339の7機でアルフルサンが編成され昨年のドバイ航空ショーでデビューした。 イタリア空軍から訓練を受けているので、内容もフレッチェトリコローリに似ているそうだ。機体は砂漠を表すゴールドと原油を表す黒の2色がベース、主翼下面にはグリーンとレッドのナショナルカラーが入る。スモークも赤、緑、白、黒の4色を出すことができる。フライトスーツもほとんど黒。たっぷり8ページ。
 
【LIMA 2011】(NAKANO Koji)
マレーシアのランカウイ島で12月6日から5日間開催。マレーシア空軍のSu-30MKM、デモチームのMiG-29N/NUB。MiG-29の後継として候補に挙がっている、JAS39D、ラファールC、ボーイングのF/A-18F。その他シンガポール空軍のF-16Dブロック52+、ユーロコプターのEC665タイガーHADなど。
 
【A-4B "A4D" SKYHAWK】(LUIGINO CALIARO)
1957年製のウォーバード・ヘリテージ財団のA-4B(Bu.No.142112)。
 
【航空自衛隊次期戦闘機F-X、F-35Aに正式決定】(石川潤一)
2011年12月20日の安全保障会議にて正式決定。 平成24年度予算で4機の導入を目指している。一番の懸念である納期においては2016年で問題ないことが何度も確認されている、とある。FACO施設の建設と主翼、尾翼、後部胴体、エンジンの組み立てを国内で行うことが認められたのは防衛省としても予想以上の譲歩だったらしい。実現すれば米国以外の製造拠点はイタリアと日本だけということで、国外の機体も修理整備の対象になるかも。国産化比率はタイフーンの95%、スパホの80%という提示に比べて40%と低いらしいが、F-15Jでも当初は50%程度だったのでこれでもかなり米側が譲歩した結果とのこと。また機体そのものだけでなく、外販の継ぎ目やリベットの凹凸処理なんかもそれなりにノウハウがあるらしい。
F-35の特徴としてステルス性が取り上げられることが多いが、レーダーやセンサー類の能力も高度なもの。ノースロップ・グラマンのAAQ-37 EO-DASはテストで1300km離れたファルコン9ロケットの打ち上げの探知、追跡に成功している。つまり、日本の領空内から北朝鮮の弾道ミサイル実験の検知が出来ることになる。
22DDHでF-35Bを運用する可能性についてのコメントもあり。22DDHの甲板に耐熱処理云々の話出ているが、F-35Bの導入は流石になかろう。
 
【空自F-35戦力化への道】(小野正春)
42機を導入した場合、整備、維持管理に1兆6000億円とある。
FACOの話はここでも出ているが、やはりコクピットを含む前部胴体は国内製造の対象外。
ステルス性、センサー系以外の特徴として故障箇所を詳細に特定する機能や構成部品の交換予測時期を診断する機能が備わっていることが挙げられている。
F-15やF-4を導入した際は技術情報の非開示があったため電子機器や兵装を国産品に置き換えたが、F-35では独自の機能を後付で追加することが難しい。そのため、国産のAAM-4やAAM-5に対応させることが出来ない可能性が高い。
 
【F-35のステルス度】(浜田一穂)
ステルス機と非ステルス機を見分ける目安としてキャノピーの形状があるそうだ。これまでは与圧に有利なように断面は円に近いものだったが、ステルス機はキャノピーと胴体が一体になるように設計されている。心神のモックアップをアメリカのステルス専門家に見せたときに真っ先にこの点の不適合を指摘されたらしい。
非ステルス機のステルス化の話の中で、F-15SEのコンフォーマル・ウェポンベイの話が出ている。ミサイル発射実験を行ったところ、ミサイルのロケットモータで水平尾翼を焼いたとあるが、マジ?
F-35はXF-35に比べると胴体の下などに出っ張りや突出が多くなっている。実用機にするために色々と犠牲になったようだ。
 
【飛行教導隊30年史】(石原肇)
米海軍が海軍戦闘機兵学校NFWSを創設したのは1969年で装備はA-4Eだった。空軍はT-38で第64戦闘機兵器飛行隊(64FWS)を1972年に編成。
航空自衛隊の飛行教導隊準備隊が設置されたのは1981年8月1日だからずいぶん時間がかかっているかも。でもその4ヶ月後にはT-2後期型を使って正式に飛行教導隊が発足した。 ちなみに米空海軍が単座機を使っていたのに対し、T-2が選ばれたのはレーダーよりも人間の目が状況判断に有利とされた、かららしい。まぁ、他に候補もなかったようだが。
対戦闘機戦闘訓練時にT-2のスタイルを欺瞞させるため、垂直尾翼や主翼の一部を黄や黒で塗装した機体が出始めたのが1984年頃。T-2をより小さく見せる効果狙ったとのこと。また機動方向を錯覚させることを狙って機種下面に欺瞞キャノピーが描かれたこともあったがすぐに消された。理由ははっきりわかっていない。
1985年頃はライトグレイ/グレイ、グレイ/ダークグレイなどの各機異なる迷彩パターンが導入される。また日の丸のフチをグレーでオーバースプレイしたが、これは航空法に違反するためすぐに戻された。
F-15DJへの機種変更が始まったのは1990年の4月から。
 
【空中戦という"麻薬"にとり憑かれた男たち-飛行教導隊30周年に寄せて-】(武田頼政)
教導隊が最初に編成されたときは25名のパイロットと25名整備員、5機のT-2とT-33Aが2機。ベテランばかりを集めたので、パイロットの平均年齢は37.7歳だった。整備員はどうだったんだろう?
教導隊OB山本忠夫氏のコメント。「教導隊は編隊連携で敵を陥れるんです。T-2はF-15相手に1対1ではまず勝てない。だけど教導隊なら2対2でほぼ勝ている。3対3や4対4だったら間違いなく勝てます」
同じく2期先輩の酒井一秀氏の文。「教導隊の戦法は『相手を挟み込む、状況に合わせて役割を明確にし、狙った獲物にブラインドから必殺の一撃を加える』というものであり、T-2の性能を考慮すると極めて理にかなったものである」
教導隊のT-2と対戦すると、たいていはその機動に驚くらしい。
 1983年ころに岩国基地の米海兵隊F-4Sと2対2のACMが4日間、16ソーティ行われた。結果は海兵隊からの攻撃はミサイル1発のみという完勝。その後空軍のアグレッサーF-5Eや嘉手納のF-15ともACMを行い、交流がはじまる。その一環で嘉手納でMiG-23を見せてもらったこともある。
 
【遠州灘で不時着した「緑十字」機の部品見つかる!】
戦後の8月20日、緑十字機として使用された一式陸攻がガス欠のため静岡県天竜川河口あたりに墜落した。2005年に昇降舵の一部が発見され、2011年には鮫島海岸から10kmはなれた洋上で漁船の網に増設燃料タンクがひっかかった。
 
【一式陸攻戦記 第3話・指揮官たちのマレー沖海戦】(佐藤暢彦)
鹿屋空第3中隊長に任ぜられた壱岐大尉が一式陸攻を初めて操縦したときの印象。「とにかくスピードが速い。離陸するときなどは座席の背もたれに押し付けられるよう。操縦性もいい。ただ最初は油圧ブレーキに慣れなくて事故を起こすものもいた。主脚の強度も弱いということで補強されたと思います」。
鹿屋空は対艦攻撃部隊として、昭和16年9月から開戦前日までに16回の雷撃・襲撃訓練を行っている。その中でも1~3中隊は高度10m以下で雷撃する浅深度雷撃訓練をやっている。搭載する魚雷は九一式航空魚雷改二であり、22航戦の美幌などが使う改一と比べると炸薬量は50kg近く多く、ベニヤ製の安定版も付けられている。マレー沖海戦でも元山空(甲空襲部隊)が1個中隊索敵、2個中隊雷撃、1個中隊爆撃、美幌空(乙空襲部隊)も同じ、鹿屋空(丁空襲部隊) は3個中隊の雷撃となっていて、雷撃のスペシャリストとされていたよう。
壱岐大尉の機体がレパルスに対して雷撃を行った際の様子の記述もあり。
海戦の後日、別の攻撃を行った帰投途中に、壱岐大尉の隊は撃沈したレパルス、プリンス・オブ・ウェールズが沈んでいる海域に寄り、撃墜された列機2機と元山空1機を弔うため、また英国海軍乗員のために花束を奉投されたそうだ。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第99回 欧米ではパイロットはみな士官か?(イギリス空軍の場合)】(田村俊夫)
軍曹(Sergent)は当時のイギリス空軍パイロットが最初に付与される階級。なので、イギリスもパイロットがみな士官というのは誤り。中には昇進のによって士官になり責任が重くなるのを嫌って、昇進を断るケースもあったらしい。
 
【BOOK REVIEW】
回想の横空夜戦隊―ある予備士官搭乗員のB‐29邀撃記

回想の横空夜戦隊―ある予備士官搭乗員のB‐29邀撃記

  • 作者: 黒鳥 四朗
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2012/01
  • メディア: 単行本
  黒島四朗海軍中尉の回想。渡辺洋二氏の編集。
 
心神 vs F-35 2012年 01月号 [雑誌]

心神 vs F-35 2012年 01月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 潮書房
  • 発売日: 2011/12/07
  • メディア: 雑誌
総花的な印象だが、総合的に理解するにはいい一冊、らしい。
 
少年飛行兵「飛燕」戦闘機隊―弱冠15歳パイロットの青春譜 (光人社NF文庫)

少年飛行兵「飛燕」戦闘機隊―弱冠15歳パイロットの青春譜 (光人社NF文庫)

  • 作者: 三浦 泉
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2011/11/30
  • メディア: 文庫
  昭和45年2月にまとめられた私家版「天空翔破」の改題、再刊行。
 
 

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