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航空ファン No.718 2012/10 [雑誌]

航空ファン 2012年 10月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/08/21
  • メディア: 雑誌
【MV-22B OSPREYS LANDED IN JAPAN オスプレイ、岩国に到着】
民間自動車運搬船で岩国に運搬されてきたオスプレイの様子。グリーンリッジ に格納されている状態の写真から、運搬、エンジンテストの様子まで。
 
【OSPREY Show The High Capability】(洲崎秀憲)
MAGTF Demo(Marine Air-Ground Task Force)デモの様子。シャープなカットばかり6ページ。
 
【Joint Base Elmendorf-Richardson】(神野幸久)
3WG(第3航空団)のホームベースは陸軍フォート・リチャードソンと合併、2010年10月からエルメンドルフ・リチャードソン、JBERになった。現在は3WGと673ABWの2つの航空団がある。写真はF-22A、E-3、C-17A、C-130H、UH-60Aなど。
 
【ROYAL INTERNATIONAL AIR TATTO】(北村拓也、福島明)
7月7,8日開催。各写真に番号が付けられ、それに対する解説がついてるのでわかりやすい。No.6 SqnのタイフーンGR.4、No.208(R)SqnのホークT.1(ハートマークがおしゃれ)、VMM-264のMV-22B、Yak-130、ポーランドク軍MiG-29A、ベルギー空軍F-16AM、ドイツ空軍JG71のF-4F。アクロチームはレッドアローズ、UAEのアルフルサン、韓国のブラックイーグルス。
 
【航空自衛隊秋田救難隊】(石原肇)
なまはげの顔が描かれた特別塗装機UH-60J、U-125A。記念式典の記念撮影も入った6ページ。
 
【第1航空団第31教育飛行隊111,111時間飛行無事故を711号機で達成】
 23年9か月で達成した記録。軍用の小型ジェットの運用部隊としては世界でも稀な安全飛行記録とのこと。T-4と記念塗装の450リットル燃料タンク。
 
【タイ空軍100周年記念エアーショー】(水谷光)
6月29日から開催。写真は特別塗装のNo.103 SqnのF-16A、No.701 SqnのJAS39グリペン、サーブ340 AEW、A310、Mi-17など。
 
【Savoie 100 Ans】(徳永克彦)
フランス空軍第118航空基地、ER2/33(第2/33)偵察飛行隊のミラージュF1CR飛行隊。 創設当初の機材はスパッド・ドペルデュサン。同機は1913年9月13日のゴードン・ベネット・カップレースで最高速度203.85km/hで優勝している。特別塗装の機体は背中に大きくブルーのリング、そしてカモメ、側面にはフィルムの各コマに歴代の使用機のシルエットが入ったものが図案化されている。歴代使用機の解説は欲しかったな。垂直尾翼にもブルーリングにカモメ。
 
【欧州見聞録】(洲崎秀憲)
見開き2ページを使ったチェコ空軍のJAS39Cが素晴らしい。リベットの一つ一つまでよくわかる。
 
【オスプレイに本配備を正しく理解するために】(岡部いさく)
尖閣諸島への中国の"漁民"上陸を察知した日本側は、日米緊急警備輸送訓練として沖縄県警の機動隊員や海上保安官を米軍のMV-22Bで輸送、 上陸を阻止した、という架空のストーリーから始まる。これはオスプレイの機動力、沖縄に配備されることの意味を説明したもの。
マスコミはオスプレイの過去の事故の内容も検証せず、原因特定されて対策が済みのものまでカウントして事故数の多さばかり強調している。またMV-22BのクラスA事故率が他の海兵隊ヘリコプターを下回っていることがわかってくると、クラスBやクラスCのものも加えて印象操作をしているようなメディアもある。
またアメリカの調査機関の調査員であったアレックス・リボロ氏の「オートローテーション機能がない」という主張を取り上げたメディアもあったが、MV-22Bの実際のフライトマニュアルにはオートローテーション機能が記載されておりその主張はあたらない。ただし、オートローテーション維持のための前進速度はその他の大型ヘリよりも大きく、安全に着陸するのは難しいので、むしろ固定翼機モードの不時着が推奨されているとのこと。そもそも大型ヘリでもオートローテーションの降下率は毎分数百から1000m近くになり、安全な不時着を保証するものではない。
 
【V-22に関する22の疑問】(石川潤一)
オスプレイの回転翼は「プロップローター」と呼ぶのが正しいそうだ。プロップローターの3枚のブレードはレッド、ホワイト、グリーンと名前が付けられており、格納時にはレッドはそのままで、ホワイトとグリーンがレッドを挟むように折りたたまれる。FAAの分類ではオスプレイはハリアーとともにパワード・リフト機というカテゴリーになる。プロップローターを上に向けている状態はVTOLモードだが、前に向けて飛行する状態はAPLNモードと呼ばれる。APLNモードで滑空するばあいの降下率は3500~4000fpm(1067~1219m/分)で比較的安全に着陸できるとのこと。VTOLモードでの降下率は500fpm(1524m/分)でAPLNモードより大きく、着陸時の衝撃も大きくなる。APLNモードで不時着した場合、ブレードは地面を叩くことになるが、材質がノーメックスと呼ばれるアラミド系合成繊維のコア構造なので、衝撃で砕けるので周囲に損害を与える可能性も低い。排気はコアンダディフレクターで撹拌されるので熱でアスファルトが溶けたり、草が燃えることはない。
MV-22とCV-22のフライトマニュアルはほとんど同じもの、外見上の違いはCV-22BにAPQ-186地形追随レーダーの突起が機首にあるくらい。海兵隊のCH-46/-53の後継がMV-22で、空軍のMH-53の後継がCV-22と逆になったのはMarinesのMにこだわって早い者勝ちで命名したから、とのこと。
 
【タイ軍用航空100周年の今年、洪水被害から蘇ったバンコクの2つの航空博物館】
モノクロばかりでサイズも小さめだが、いろいろな展示機の写真あり。洪水で脚部が水没状態のものも多数。写っている機体はF8F-1、立川九九式高等練習機、スピットファイアFR.14、F-16A、サーブJAS39グリペン、デ・ハビランドDHC-1チップマンク、パイパー・カブ、スピットファイアPR.19、A-37B、SNJ-4。
 
【2012リノ直前情報】(神谷直彦)
 コースレイアウトが見直しになり、観客席手前のコーナーの曲率が緩やかになった。
 
【空夢 第46回C-123を飛ばすAir Heritage】(清水郁郎)
 元B-17のパイロットであるDavid Tallichet氏は大戦機のコレクター。事業で成功し、70年代には120機も所有していた。"Black Seep"のF4U、"Memphis Bell"のB-17Fも氏のコレクション。ペンシルベニア州のAir Heritage MuseumはタリチェットのB-17を修理する代わりにC-123Kを年間1ドルののリース料で提供することになる。
 
【追補・個人としての航空戦史 「手製の上向き砲は戦った」】(渡辺洋二)
昭和19年5月、百偵3型の機首にホ5を2門(弾数各200)装備する命令が立川の陸軍航空工廠に出される。これに合わせて操縦席前の風防を再設計、また発動機の排気管を単排気管に改修した。改造1号機は6月に完成し、審査部でテストが開始されたが、同月15日に米軍がサイパンに上陸、16日には成都からB-29が初の対日攻撃をかけたことが影響し、さらに前席と後席の間に37mmのホ204(弾数16発)を仰角度で取り付ける命令が出された。さらに翌7月にはタ弾装備用の懸吊架を2基胴体下面につけることも指示された。ホ5のみの追加型の審査完了は7月、ホ204追加型は11月。正式採用された時には前者が キ-46III乙として12月までに75機、後者はキ-46III乙+丙として15機が翌1月までに改造された。
これとは別に昭和19年の春頃、独飛17中隊の北川禎佑中尉は百偵にタ弾を取り付けることを整備の川口俊策少尉に相談する。そこで百式重爆の爆弾懸吊装置を百偵2型の胴体下面、撮影窓の部分に取り付けた。この改造機は先の工廠の改造機と違い、後席の同乗者が投下操作を行った。
9月21日、高度10000mへの上昇を競う演習が行われ、二式戦、三式戦45~55分かかったのが、北川大尉の百偵3型は14分30秒、他の百偵も20分から30分を要しただけだった。この演習の後北川大尉は今度は百偵の上向き砲を取り付けることを提案する。結果、先の37mm砲装備の施策を知らないまま、ホ5を仰角75度で取り付けた。
11月1日から始まったF-13の侵入に対し、迎撃を試みたが11400mまで上昇したものの敵機はさらに上空を飛行しており攻撃の機会もなかった。しかし、11月24日のB-29の初空襲では銚子沖で接敵し、ホ5を全弾(40~50発)打ち込んで撃墜を果たす。
37mm砲装備機を使って迎撃されたことも書かれているが、戦果は確認されなかったらしい。この機はノーマルの百偵より300kgは重いので着陸には気を使う必要があったらしい。
 
【一式陸攻戦記 第10話・失われた空 ラバウル航空戦の終焉】(佐藤暢彦)

【不定期連載 ヒコーキマニア的人間航空史・第3回 伊神晃さん】
 
 
【第26回航空ページェント】(河合広雄)
7月29日開催。AV-8B+、VFA-115/-195のF/A-18EとVAQ-132のEA-132など。
 
【千歳基地航空際】(河合広雄)
 8月5日開催。第201飛行隊、第203飛行隊のF-15Jなど。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第106回 スリーブバルブ・エンジンはなぜ難しいか】(田村俊夫)
ネピアのセイバーはランク・ハルフォードの設計。1935年に設計が開始され、1940年6月に100時間試験を2200馬力でパスした。しかし量産ではスリーブの関係のトラブルが頻発した。理由は「部品の歪や楕円率が0.009in(0.20mm)-0.10in(0.25mm)あるため」だそうだ。ネピアでこの問題が解決できず、政府がブリストル社に圧力をかけてスリーブバルブの材質や製造工程の秘密を教えさせた。そのうちの一つがセンターレス・グラインダーで歪みの発生を抑えながら外径を削ることができるもの。通常の旋盤のように部品を掴んで加工すると外した時に圧力が解放されて歪が出るそうだ。その問題を解消するもので、芯無し研削法の概念図も掲載されいているがどうも仕組みがよくわからん。とにかく相当高度な技術が必要なエンジンであることは確か。
 
【BOOK REVIEW】
 
現代ミリタリー・ロジスティクス入門―軍事作戦を支える人・モノ・仕事 (-)

現代ミリタリー・ロジスティクス入門―軍事作戦を支える人・モノ・仕事 (-)

  • 作者: 井上 孝司
  • 出版社/メーカー: 潮書房光人社
  • 発売日: 2012/07
  • メディア: 単行本

 

 

 




航空ファン No.717 2012/9 [雑誌]

航空ファン 2012年 09月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 09月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/07/21
  • メディア: 雑誌
【TIGER MEET 2012】(徳永克彦)
表紙にもなっているECE5/330のラファールCはホワイトタイガーをイメージ。胴体上面から主翼にかけては白と黒の幅広のストライプ、垂直尾翼には隙間から虎がのぞく。ドイツ空軍JBS321のトーネードECRとAG51のトーネードIDSは胴体までスペシャルのマーキングで気合が入っている感じ。後者は最優秀スペシャルマーキング機に選出。たっぷり11ページ。
 
【RED FLAG ALASKA 12-2】(神野幸久)
航空自衛隊からはF-15、E-767、C-130H、KC-767が参加。ほかにはオーストラリア、ドイツ、ポーランドの空軍とNATOが参加した。 写真はC-130系が多いような。
 
【"SHOWTIME" in the USA 北米エアショーの主役-F-22ラプターとブルーエンジェルス】(洲崎秀憲)
タイトル通りラプターとブルーエンジェルスが中心だが、P-51D、F4U、AV-8B、B-2も少しだけ。
 
【イスラエル空軍のエアパワー】
 イスラエル空軍の所有機は500機以上もあるそうな。F-15I、F-16I、A-4の迷彩は独特。
各モデルの愛称とその意味の解説あり。F-15A/B/C/DはBazで隼の意。F-15IはRa'amで稲妻、F-16C/DはBarakで雷鳴、F-16IはSoufaで嵐、A-4 Ayitが鷲、G550 Aitamはミサゴ、KC-707 Re'em オリックス、B200 Zufit ツグミ、AH-1F Tzefa 毒蛇、AH-64A Peten コブラ、AH-64D saraf 大蛇、CH-53 Yas'ur ウミツバメ、S-70A Yanshuf フクロウ、OH-58B Saifan シギで、いずれもどこかで聞いたような名前ばかり。
写真もいろいろな機種が載せられていてGood。G550はガルフストリームVにIAIが開発したコンフォーマルタイプのフェイズドアレイレーダーを装備したもの。
 
【ROYAL BAHRAINI AIR FORCE バーレーン王国の空軍戦力】
バーレーンの空軍の最初の装備はMBB Bo105C、続いてアグスタ・ベルAB212が導入された。1985年にF-5Eを8機とF-5F4機、1990年にF-16も配備された。3ページだけだけど、写真はF-5E、F-16C、ホークMk.129、スリングスビーT.67Mファイアフライ、Bo105C、AH-1F、S-70Mなど多彩。
 
【RAF No.3(F) Sqn 創設100周年を祝う】
 タイフーンFGR.4(ZJ936)のスペシャルマーキングは色使いがイマイチな感じ。
 
【Frisian Flag 2012】
 NATOの統合航空戦闘演習のことらしい。独空軍ユーロファイター、スウェーデン空軍のJAS39Cはかっちょええ。
 
【欧州見聞録】(洲崎秀憲)
 ピクセル迷彩のスロバキア空軍MiG-29ASが大迫力。
 
【MV-22オスプレイ日本配備直前の緊急特集 日本配備までの経緯と「危険性」という問題について】(岡部いさく)
MV-22オスプレイはCH-46の後継。両者の行動半径の差を360kmとして、揚陸艦が速力17ktで進むとすると約12時間早く揚陸部隊を発進させることができることになるそうだ。普天間への配備計画が正式に発表されたのは2011年の6月。同年の12月にハワイのカネオヘ基地に配備に関する環境アセスメメントでは騒音や環境への影響は少ないとされた。1月にはミラマー基地にて国民新党の下地議員がMV-22を視察、朝日新聞社の報道では「騒音も安全性もイメージと違い、十二分に行けると思った。古いCH-46ヘリの使用を容認する方が問題ある」、「騒音は間違いなく少なくなり、非常に危険でどうしようもないというものではない」と語ったとある。
その後4月にMV-22がモロッコで 、6月にはフロリダで訓練中のCV-22が墜落事故を起こし危険性についての議論が高まる。しかし日本のメディアが指摘する危険性は開発段階での事故も含めての単なる数を羅列する程度で、その原因や事故率、他の機種との比較、検証は行われていない。また事故を伝える映像も1991年の試作機のロールレイト・ジャイロの配線ミスが原因の事故の時のものが使われており、さらに「ウィドウメーカー」と呼ばれたというエピソードについてもその社会的背景などを勘案せずに安易に引用している。
問題の本質はオスプレイの機体としての危険性ではなく、住宅地に囲まれた普天間基地の危険性。よって、鳩山政権で辺野古への移設が前進していればここまでオスプレイ配備が問題になることはなかったはず。
 
【アジアの安定と日本の安全保障のためには妥当と受け止めるべき】(佐藤守)
オスプレイの配備は在日米軍の能力向上を考えれば妥当。配備に関してもいったん岩国を経由して事前の試験飛行を行ったのは地元感情を優先しており紳士的。1991年以降の事故については機体の複雑さに由来する操縦方法に操縦者の技量が追い付いていないように感じられるので技量向上が望まれる。
 
【お互い、より高い妥協点を見つけることが大事】(長谷部憲司)
オスプレイの事故率は1.93で海兵隊所属のヘリを含む航空機の平均事故率は2.45。純粋に技術的な安全性の議論ではなく、軍事的な思惑と感情的なしこりを含むこの問題はどこかで妥協するしかない。
 
【今の段階で強襲輸送機として使うこと自体が問題だろう】(宇垣大成)
着陸時に自らが引き起こすボーテックス・リングと呼ばれる下降気流よりも下降速度が速くなると失速状態に陥りやすいのが機体の問題。またエンジンナセルを水平から垂直位置に変更するには10秒余りかかり、垂直離陸時に水平飛行に移るときに飛行高度が数百メートル落ちることがある、らしい。
また強襲輸送機として運用にするしても、MV-22に随伴して支援を提供できる護衛用の機体がないのが問題。ちなみにCH-47の時にはAH-1Zが担当している。
 
【防衛省、ついにF-35調達の正式契約を締結】(小野正春)
防衛相は2012年予算案にF-35 4機分の取得経費として395億円を計上。1機あたりの価格は初年度部品を含めて約99億円、およびシミュレータ等が 205億円也。
 
【米空軍F-22ラプターの現状】(石川潤一)
 F-22Aの最終号機は5月2日に納入された。YF-22を含めた全機数は197機。ブロック1,2は試験機、ブロック10は試験及び訓練用。ブロック20は初の実戦型でGBU-32/B JDAMはGBU-39・B SDBの運用能力が付与された。APG-77も改良、リンク16MIDS等も強化された。ブロック30はレーダーがAPG-77(V)となり、SAR(合成開口レーダー)モードを強化、EP(電子防護)能力も持つ。インクリメント3.1 OFP改修が可能。ブロック35はインクリメント改修3.2でAIM-9XやAIM-120が運用可能になる。ブロック40はF-35Aに準じたISR(情報収集監視偵察)能力の付与やヘルメット搭載ディスプレイの対応追加。ただし、これは製造されていない。
F-22Aは2002円9月から2005年12月までの間空軍参謀総長だったジョン・ジャンパー大将の発案でF/A-22Aと呼ばれていたが、離任に伴いF-22Aに戻された。
 
YF-22とF-22Aの外見上の主な差はレドーム形状の変更、コクピットをやや前方に移動、インテイクを少し後ろに移動、主翼の前縁後退角が浅くなり、全幅は増加。翼厚も薄くなった。主脚は後方引き込みから前方引き込みになり、背中ののスピードブレーキは廃止。エルロンの形状も変更。垂直尾翼は小型化されたが、水平尾翼は逆に大型化され形状も変わった。
 
Raptor coughは飛行中にパイロットの肺に空気が入らなくなり、激しく咳き込んだり意識が遠のいたりする症状のこと。当初はOBOGS(機上酸素発生装置)のトラブルと思われていたが、その後コンバットエッジ原因説も出ているらしい。コンバットエッジは下半身を締め付ける従来の耐Gスーツとは異なり、頭や上半身にも圧搾空気を送って締め付ける。
 
【ヒコーキマニア的人間航空史・第2回 大野芳希さん】(松崎豊一)
今回の大野さんは1953年の中学1年生当時、保安隊総監部を直接訪問して浜松基地の見学を申し込んだツワモノ。隊側からは大歓迎されて数度にわたって基地見学を行ったそうだ。
写真は保安隊のL-21B、ドーサルフィレットが装備された新立川飛行機のR-53、保安隊の文字が入った シコルスキーH-19C、2機並んだベルH-13E、米軍から供与されたばかりのC-46D、F-86F、F-80Cはまとめて一枚に。F-80Cはほかにも2枚。T-6、C-46D、海自のKAL-2のベル47D-1、陸自のH-19C。富士重工の見学ではT1F2、フィリピン空軍むけT-34Aを撮影できた。
 
【空夢 第45回テストパイロット(後編)】(清水郁郎)
地上での100回以上の脚の収納テストは問題なかったが、アクチュエータを分解したところ不良品であることが判明。ブレーキもマスターシリンダーが流用したS-2のものに対して容量が足りず、副マスターシリンダーを追加。さらにエルロンはヒンジの位置が許容誤差1.5mmに対して10mmもずれていたことが判明。さらにさらに右側主翼の外側1/3の翼断面が下が膨らんだような翼断面になっていた。Tango Tangoをドイツに輸送するときは武器輸出許可を取得すること求められたらしい。
 
【一式陸攻戦記 第9話・光芒一閃 レンネル島沖の戦い】(佐藤暢彦)
航空隊令改正で、地名を冠した部隊名は3桁または4桁の数字表記となった。数字の1桁目が機種、2桁目は所属鎮守府、3桁目が常設か特設かを表す。陸攻は7で、木更津空は707、鹿屋空は751、高雄空は753、美幌空は701、元山空が755、千歳空が703、三沢空は705、1空は752、4空は702となった。
 
ラバウルで「一式陸攻はインテグラルタンクのため、被弾時にすぐ発火する。九六陸攻は一式陸攻より発火しにくいはずだ」と九六陸攻の701空の昼間爆撃を命令した参謀がいたそうだ。
 
【アラドAr196の検証5】(国江隆夫)
 フロートまわり。
 
【河口湖飛行舘 8月の公開情報 一式陸攻の胴体が結合!!】
8月限定の公開は今年で12回目。今回の目玉は前後の胴体が結合された一式陸攻22型。塗装がキレイすぎるぐらい。零戦は21型、スケルトンの21型、52型。アツタ21は分解された形で展示。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第105回 1時間に1機、四発重爆を生産せよ】(田村俊夫)
1941年フォード社のソレンセンは自社での生産のためにコンソリデーテッド社を視察。コ社が1日1機のB-24生産が目標だったのに対し、フォードでは1時間に1機を生産できるとした。実際3年後にはその目標を達成し、コ社本社で生産された7626機を上回る6792機を新設したウイローラン工場で作り上げた。さらに1893機がノックダウン組み立て用としてダグラスのタルサ工場とコ社のフォトワース工場に出荷している。
航空機の大量生産にあたって、次の3点が自動車と異なっている。A.製図法の違い。自動車は小数点以下は少数だが、コ社の図面は分数が使われていたため3万枚の図面の書き直しが必要だった。B.自動車の材料は鉄だったが、航空機の主要材料はアルミなのでそれに合う金型を作るのに苦労した。C.軍用機では自動車に比べて頻繁に設計変更が行われるので戸惑った。
またウイローラン工場では平均3万人、最大で4万2千人の従業員が勤めたが、用意された住居は5000人分に過ぎず、遠くから自動車通勤をしたり、掘立小屋のようなところ生活せざるを得ず、工場自体だけでなくそのような周辺環境で目標を達成したのは驚異的。
 
【BOOK REVIEW】
レーダーの起源から第二次大戦中の英、独の開発、実用化への過程、実戦での様相など。
 
レーダーの歴史 ―英独暗夜の死闘

レーダーの歴史 ―英独暗夜の死闘

  • 作者: 辻 俊彦
  • 出版社/メーカー: 芸立出版
  • 発売日: 2012/03/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

 

 

1944年11月23歳で戦死するまでの4年間に258機のスコアを上げたノボトニーの生涯。著者も元戦闘機パイロットとのこと。

撃墜王ヴァルテル・ノヴォトニー

撃墜王ヴァルテル・ノヴォトニー

  • 作者: 服部 省吾
  • 出版社/メーカー: 潮書房光人社
  • 発売日: 2012/05
  • メディア: 単行本

 


航空ファン No.716 2012/8 [雑誌]

航空ファン 2012年 08月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 08月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/06/21
  • メディア: 雑誌
【GUNFIGHTERS OF MOUNTAIN HOME マウンテンホームのF-15Eストライクイーグル】
F-15Eを運用するのは366FWと4FWと48FWの3つだけ。その366FWはアイダホ州のマウンテンホームAFBがベースで"Gunfighters"がニックネーム。空撮中心の7ページ。
 
【4FW 2012 Turky Shoot】
 第2次大戦中ヨーロッパでドイツ軍に対する大規模な航空戦が行われた。その作戦に参加した4FGを前身に持つ4FWが当時を再現する"2012 Turkey Shoot"を行った。これに参加したF-15Eは70機で、滑走路にずらっと並んだ様子は確かに圧巻。当時破壊した数と同じ1016のターゲットが設定されてたらしい。
 
【異色の複座型零戦 異色の塗装で登場】(SHIMIZU Ikuo)
Flying Heritage CollectionのA6M3(3852)が新塗装で公開された。この機体はニューギニアで90年代に回収され、ロシアでリビルドされたもの。エンジンはP&W R-1830になったはのはしょうがないとしても、複座にされてしまったのはちょっと残念。塗装もベースの飴色の上にグリーンの縞が入る妙な迷彩。ラバウル251航空隊のU1-161の写真を基にしたらしいが、ふつーの濃緑色か飴色のままのほうがよかったんじゃ。でなければ、いっそ最初掲載されているベアメタルのままにしておいてほしかった。
 
【チノのプレーンズ・オブ・フェイムでは零戦3機と彗星が翼を並べる】
5月5、6日にプレーンズ・オブ・フェイムで行われたイベントでロシアのヤコブレフ・ストレラ・プロダクション製零戦22型2機と、以前から所有する53型が並んだ。22型の2機はそれぞれテキサス州ミッドランドのアメリカン・エアパワー・ヘリテージ・フライング・ミュージアム(コメモレイティブ・エアフォース:CAF)のX-133/N712Zと、デラウェア州ニューキャッスルのZERO ENTERPRISE INC TRUSTEEのAI-112/N553TT。後者はオーナーが日本人に替わったらしい。1ページ2カットしかないのが残念。彗星とP-59Aも1カット。
 
【USSマキン・アイランド香港に寄航】
 UH-1Y、AH-1Z、AV-8B、MH-60S、CH-46E、CH-53Eが小さく1カットずつ。
 
【PC-21&F/A-18 Schweizer Luftwaffe/Swiss Air Force】(徳永克彦)
 タイトルの2機がメインだけど、PC-7も少しだけあり。PC-21のエンジンは1600shpのP&WカナダPT6A-68Bで最高速度370kt。ロールレートは200度/秒。赤地に白のストライプがオシャレ。
 
【FIDE 南米最大の航空イベント、チリ国際航空宇宙展】(徳永克彦)
 トップのエアバスミリタリーのA400Mが迫力。そのほかKAI TA-50、ミラージュ2000Cとか。FAdeAパンパってよくしらないなぁ。
 
【MARRAKECH AERO EXPO 2012】
4月4日からモロッコはメナーラAFBで"マラケシュ・エアロエキスポ2012"が開催された。KC-130から空中給油を受けるミラージュF1とF-5E、モロッコ空軍のF-16C、アクロチームの"マルシェベルト"のCAP-232、CN235など。
 
【静岡基地航空際】
 5月20日開催。3年ぶりとのこと。写真はT-4の10機編隊、UH-60J、赤白のT-4、飛行実験団のF-2Aなど。
 
【美穂基地航空際】
 5月27日開催。C-1、YS-11、F-4EJ改、T-400など。
 
【防府航空際2012】
 6月3日開催。T-7の16機編隊、F-2B、F-15Jとか。
 
【海上自衛隊大村航空基地開隊55周年記念行事】
5月27日開催。スペシャルマーキングのSH-60J(8261)が派手さはないがかっこよい。
 
【北宇都宮駐屯地開設39周年記念行事】
5月27日開催。記念塗装のUH-60JAとLR-1、OH-1など。
 
【F-15Eストライクイーグルとその派生型】(石川潤一)
 ストライクイーグルはイーグルから変更された点は多く、D型と比べても共通部分は40%もない。エンジンベイも変更点の一つで、P&W F100系以外にGEのF110系も搭載できるようになっている。ブロック49(の7号機)以降はF100-PW-220からパワーアップ型のF100-PW-229に換装されている。
レーダーもAPG-63から大幅に能力が向上したAPG-70に変更されているが、F-15C/D MSIPのAPG-63(V)1はさらにそれを上回る、らしい。F-15SG/SAが搭載するAPG-63(V)3はバックエンドはAPG-63(V)1とほぼ同じAESAレーダー。このフロントエンドとF/A-18E/F用のAPG-79のバックエンドを組み合わせたのがAPG-63(V)4だけど、名前はAPG-82(V)1に変更された。米軍ではこのレーダーを載せるような改修を予定している。
輸出型はサウジアラビア空軍のF-15S 72機、イスラエル空軍のF-15Iラーム 25機、韓国空軍のF-15K SLAMイーグル60機、シンガポール空軍のF-15SG 24機でこれにサウジアラビアのF-15SA 84機が追加される。
 
【不定期連載 ヒコーキマニア的人間航空史・第1回 能村実さん】
 終戦直前の自宅から撮影されたP-51Dがすごい。機体そのものは遠景で不鮮明だが、乾板は大久保陸軍研究所からもらったX線用のものを自分でカットしたもの。その他載っている機体は1962年10月の入間でのVMA-224のA-4C、羽田のボーイング377、VB-17G、B-26B、マーチン202「きん星」号、CB-17G、P2V-7、アヴロ・スーパートレーダー、ダグラスC-133Aカーゴマスター、ミルMi-4など。
珍しいのは1960年に入間で行われたアンリ・ファルマン機返還式典での徳川好敏元陸軍中将と1978年の零戦の前でインタビューを受ける坂井三郎元中尉と堀越二郎技師。
 
【空夢 第44回テストパイロット(中編)】(清水郁郎)
 新造Me262のエンジンはJumoに変わるGE J85。パワーは50%も大きいが、油圧ポンプの吐出量が足りないので脚は電動ポンプ、フラップはモーターで動かす。ブレーキはグラマンS-2から流用したが性能不十分とわかり作り直し。
初飛行は2002年12月20日。このときは問題なかったが、翌1月16日の2度目の飛行で着陸に失敗。滑走路を外れて林に突っ込んだが大破は免れた。
 
【第一次大戦獨墺陸軍戦利機の詳細(4)】(秋元實)
 前号からの続きで、ブランデンブルク複座偵察機(C.I型)、フェニックス複座偵察機(C型)、フリードリヒスハーフェン爆撃機、ローナーL.I、ローナーS。
写真付で紹介されている発動機はベンツBz IV、メルセデスD IVa、マイバッハMb IV、ヒーロ200馬力、オーバーウルゼルUI、ジーメンス-ハルシュケSh III。その他名前だけは大量に。
 
【一式陸攻戦記 第8話・カクタス空軍との戦いの始まり】(佐藤暢彦)
 
【アラドAr196の検証4】(国江隆夫)
コクピット、操縦系統とか。
 
【映画『飛べ!ダコタ』特別企画 第3回・いよいよ撮影開始】(Kengo YAMAMOTO)
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第104回 祝!生産1万機】(田村俊夫)
キリ番特集。P-38の5000号機はP-38J-20-LO"YIPPEE"(44-23296)で1944年5月の完成時は真っ赤に塗装された。P-47の1万号機はP-47D-30-RE(44-20441) は1944年9月完成、機首に「10 GRAND Thunderbolt」の文字を円内にデザイン化したマーキングを付けた。P-51は「10,000」と書かれた写真があるとのこと。F6Fの1万号機も同様に「10,000th HELLCAT」と書かれた。B-17の5000号機は1941年12月製造のB-17G-70-BO(43-37716)で、"5 GRAND"と命名されたそうな。35000人の作業員がサインしたとあるが、ほんとかいな。サインのせいかどうかはわからないが、速度が約11km/h遅かったらしい。また機首右側面に「天鳥」と書かれている箇所があったらしい。B-24の5000号機はB-24J-195-CO(44-41064)の"V Grand"、6000号機はB-24L-1-FD(44-42919)でフォードのウイローラン工場で作られたので「Ford's 6000TH」と書かれた。 C-47は2000号機に作業員のサインが書かれたが記念撮影後消された。P-40は15,000号機に使用28ヶ国の空軍の国籍マークが描かれた。この写真が見たかったな。
 
 

航空ファン No.715 2012/7 [雑誌]

航空ファン 2012年 07月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 07月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/05/21
  • メディア: 雑誌
【F-16 4,500機生産達成の金字塔を打ち立てる】(徳永克彦)
 4500機目の引き渡しセレモニーは4月3日にロッキード・マーチンのフォトワース工場で実施。4500の中には試作機10機は含まれていない。機体自体はモロッコ空軍向けのため、地味な茶系の迷彩のみ。垂直尾翼に4,500 F-16 DELIVERYの文字が入る。F-16プログラム担当マネージャの写真もあるがGD時代からすでに12代目だそう。
 
【Polish F-16】(徳永克彦)
 ポーランド空軍のF-16はMiG-21からの更新。契約は2003年で単座型36機、複座型12機。使用機材はP&WのF100-PW-229搭載のブロック52+。空撮中心の8ページで、日没直後の空をバックにフルアフターバーナーで加速しているカットがかっこいい。
 
【THE GREEN MOUNTAIN BOY VIPERS OVER VERMONT】
 バーモントANGのF-16C。6ページ。
 
【LONESTAR VIPERS テキサスANG、149FWのF-16C】
 149FWの使用機材は1947年のP-51から始まり、F-80、F-84、F-86、F-100、F-102、F-4、F-16と続く。149OGの指揮下に編成されているのが182FSの"Lone Star Gunfighters"。2012年の65周年記念の特別塗装の指令機は赤、白と白い星が入ったブルーを組み合わせ。星条旗をモチーフにしたものかと。
 
【RED FLAG 12-3】(田宅敦将)
 2月27日から開催。海外からは英空軍とオーストラリア空軍のみ参加。迷彩のF-15C、F-16Cがかっこええなぁ。
写真はF-22A、F-15C、F-15E、F-16C、E-2D、豪空軍のF/A-18、英空軍のトーネードGR.4など。
 
【ANNUAL EXERCISE "COPE TIGER 2012"】
 3月12日からタイのコラートRTAFBで開催。写真はタイ空軍のグリペンC/D、F-16B、米空軍のF-15C、シンガポール空軍のF-15SG、F-5S、F-16Dなど。A-10も参加していたらしいが写真はなし。
 
【弾道ミサイル対処の日々】(瀬尾央)
北朝鮮の弾道ミサイル発射観測のための機材が嘉手納に集まった時の様子ということらしい。EO/IRを内蔵した大型ドーサルフェアリングを機種の上に載せたガルフストリームIIBは4月10日に飛来。民間機登録とのこと。
米空軍にはRC-135はSが3機、Vが8機、Wが9機あるらしい。C-135B→EC-135N→RC-135X→RC-135Sと変遷した62-4128の写真あり。半分くらいは夜間というか未明の撮影で機体の全体ははっきりしないが、各部のライトが機体シルエットを浮かび上がらせていていい感じ。
 
【NAF ATSUGI SPRING FESTIVAL】
 4月28日開催。VAQ-141のEA-18G、E-2C HE2Kとか。
 
【MACS IWAKUNI FRIENDSHP DAY】
 5月5日開催。AV-8B、F/A-18D、US-2、UH-1J、F-4EJ改、MCH-101、ブルーインパルスなど。
 
【エアーメモリアルinかのや 2012】(渡嘉敷健一)
 4月29、30日に開催。P-3Cがずらっと並んだカットは壮観。このほかUH-60J、US-2、U-36Aなど。
 
【欧州見聞録】(洲﨑秀憲)
 本文にもあるように快晴をバックにした写真はない。が、バルカン、チヌークHC.2A、F-16AMいずれもいい雰囲気でかっこいい。
 
【F-16 Fighting Falcon】(石川潤一)
 YF-16の初飛行は1974年2月2日。初期量産型はブロック1で正式名はF-16A/B-01-CFで、CFはコンベア社フォトワース工場の意。量産型の初飛行は1978年8月17日で1979年にユタ州ヒル空軍基地388TFWに配備された。4年もかかっている。
ヨーロッパ製は同年ベルギーのブリュッセル・サウス・シャルルロワ空港となりのSABCAゴスリ工場で完成。 ブロック1を導入したのは米軍以外ではNATOのオランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェーで全部で94機生産。レドームを黒からグレイに変えたブロック5は197機生産。色を変えた理由は太陽熱を吸収しやすいから、とあるがそれがどのような障害につながるかの説明は無し。
1979年にソ連がチタンの輸出を制限したため、アルミハニカムなどの使用を増やしたのがブロック10。ここまでが初期型で、ブロック15以降が後期型となる。ブロック15はMSIP(Multinatinal Staged Improvement Program)ステージ1とも呼ばれ、水平尾翼が30%ほど増積されたのでビッグテイルとも呼ばれる。また空気取り入れ口の左右にハードポイントが追加された。1988年からのOCU(Operatinal Capability Upgrade)ではエンジンをF100-PW-220に換装、機体構造も強化されて最大離陸重量も17,010kgになった。 1986年に導入が決定したADF(Air Defence Fighter)はOCUを防空戦闘用に改修したもので、スパローの運用が可能になり、F-16AM/BMブロック20となる。で、あってる?ちなみにのタイプの外見上の特徴はキャノピー前のAPX-1-1 IFFのブレードアンテナでその形からバードスライサーと呼ばれている。
米軍は1983年度にMSIPのステージ2にあたるF-16C/Dブロック25とブロック15の両方を発注。C/DではMFDが2基設置、HUDも広視野角のものに変更、ドーサルフィンが大きくなってIFF/UHFアンテナが追加されている。またエンジンもF100-PW-220Eを搭載する。F-16C-25は209機、Dは35機製造されすべて米軍が使用。
ブロック30と32の違いは搭載エンジン。末尾が0ならF110系で30はF110-GE-100、1ならF100系で32ならF100-PW-220/220Eを搭載する。ブロック30シリーズは1987年から納入開始し、733機を製造。トルコ、ギリシャ、イスラエル、エジプト、韓国で使用された。また米海軍の仮想敵機F-16N 22機、TF-16Nもブロック30となる。
ブロック40はAAQ-13LANTIRN NVP(航法ポッド)、AAQ-14 LANTIRN TGP(目標指示ポッド)を搭載し、夜間攻撃能力強化したナイトファルコン。HUDもLANTIRN対応のものに、レーダーもAPG-68(V)に換装、GPS受信機、新型電波高度計などが搭載されている。1987年から発注が開始され、615機が生産された。
なおブロック40シリーズはC/Dの次、F-16XLがE/Fなので、G/Hと呼ばれる。またブロック50はJ/Kとななったが、結局使われなくなった。
ブロック50では推力が増強されたF110-GE-129とF100-PW-229に換装、レーダーはAPG-68(V)5もになった。またASQ-213 HTSポッドが搭載可能になり、AGM-88HARM対レーダーミサイル運用が可能になっている。米軍向けとしてはこのタイプが最終型になる。
ブロック50+シリーズはさらに空対空探知能力が30%ほど向上したAPG-68(V)9になり、また合成開口レーダーモードも追加されているので対地攻撃能力も向上した。
ブロック60はレーダーがノースロップ・グラマンのAPG-80ABR(Agile Beam Radar)になり、エンジンもF110-GE-132を搭載し、F-16E/Fと呼ばれる。(XLはすでに退役済み)
今後の能力向上型としては、F-16CM/DM CCIP改修機がある。この改修ではリンク16MIDSやJHMCSの運用が可能になり、多機能ディスプレイがカラー化される。
転売するため、予備機や部品取りようの機体を大幅に近代化改修するF-16Vという計画もあるらしい。詳細は不明だがAESAレーダーを搭載してF-16E/F並みにするものらしい。
 
 
【F-16 4,500機生産達成 ―歴代大量生産機中の位置づけについて】(松木時彦)
古今東西生産数の多い機体。第1次大戦ではフォッカーD.VIIが3200機、ソッピース・キャメルが5500機、S.E.5が5200機。スパッドS.VIIは5600機、S.8なら8500機。
第二次大戦ではBf109が33,000、Fw190は20,000以上。対する英軍のスピットファイアは23,000機、ハリケーンは14,000機、モスキートなら7,700機。米軍のP-40は13,700、P-47が15,660、P-51が16,766機とある。海軍のF4Fは7,700、F6Fは12,275、F4Uは12,571。この辺は数字が細かいな。ソ連のI-16は9,450、Yak-1は8,700、Yak-9は16,769機、LaGG-3は6,258機、La-5は9,920、La-7も8,000近い。
攻撃機ではIl-2-/-10がダントツの42,000機以上、Pe-2でも11,500機。ドイツのJu-88は15,000、英軍のビッカース・ウェリントンが11,500、ハリファックス6,200、ランカスター7,400とある。米軍のB-17は約13,000、B-29は4000機、A-20ハボックは7,400以上、B-25ミッチェルは9,984機。
輸送機ではC-47が1万機以上。ちなみに日本の零式輸送機は500機くらい、ソ連のリスノフLi-2は5,000機程度つくられた。
戦後のジェット機ではF-86が9,860機、F-84が7,524機。ソ連のMiG-15は15,000以上、MiG-17も1万機以上、MiG-19は9,500機、MiG-21も1万機以上作られた。西側で多いのは第3世代のF-4の5195機。
 
【リノ・エアレース事故からの再生に向けて NTSBの記者会見と提言書】(神谷直彦)
 2011年のリノの事故はNTSB(National Transportation Safety Board)が調査を行っており、4月に記者会見が行われた。問題点として、レースコースの形状とレイアウト、レース前の技術検査、機体の改造と耐空性の確認・証明、エアレースに関するFAAのガイドライン、Gがパイロットに与える影響、ランプエリアにおける安全管理の6点を指摘。これらの点についてFAA、リノ・エアレースを主催するRARA、アンリミテッドクラスに参戦しているチーム全体であるNational Air Racing Group Unlimited Divisionの3団体に対して提言書がだされた。
アンリミテッドクラスはオリジナルからかなりの改造が行われているが、その安全性を確認するのは確かに難しそう。まさか破壊試験を行うわけにもいかないだろうし。またGがパイロットに与える影響についてはGスーツの使用を提言している。今回の事故も機体の破損から高Gがかかった状態になり、パイロットの制御ができなくなったとの予測がされているらしい。
なお肝心のレース自体は明確には中止になっておらず、内容は不明確なものの何らかのイベントは開催される模様。
 
【空夢 第43回 テストパイロット(前編)】(清水郁郎)
Texas Airplane FactoryでMe262の製造を行う話が持ち上がった時、テストパイロットとして名乗りでたのが元LuftwaffeでAmerican Airlineの機長だったWolfgang Czaia。製造の元になった資料はペンシルバニア州のNAS Willow GroveのゲートガードになっていたMe262B-1a。元Henschellで飛行機製造に携わっていたTAFのHerbert Tischlerは海軍と交渉してレストアして返却することを条件に借用することに成功。5機を並行して製作を始めたが資金難に陥り、ボーイングの元技術者Bob Hammerに引き継いだ。BobはB-2Aの製造技術に特許を持つ技術者であり、757の製造担当副社長でもあった人。Bobは複数機の同時並行製作を止め、まずはレストアを完了させ、次に複座のMe262B-1c"White One"を仕上げることにした。このS/Nは大戦時のメッサーシュミット社の製造番号に続く501241となった。
 
【第一次大戦獨墺陸軍戦利機の詳細(3)】(秋元實)
<装甲歩兵用飛行機(襲撃機)>
アルバトロスJ.II : 発動機ヘンツ(?)IVa 220hp、最大速度140km/h
ユンカースJ.I:発動機ベンツBzVI 200hp、最大速度155km/h
 
<爆撃機>
フリードリヒスハーフェンG.III 発動機メルセデスD IVa 260hp×2、最大速度135km/h
フリードリヒスハーフェンG.IIa:発動機メルセデスD IVa
ゴータG.VII:発動機メルセデスD IVa 260hp×2、最大速度180km/h
ゴータG.IX:発動機マイバッハMbIV 2y60hp×2
ジーメンス・シュッケルトL.I:発動機マイバッハMb IV 260hp×2、最大速度125km/h
 
<超大型爆撃機>
ツェッペリン-シュターケンR.XV:発動機マイバッハMb.IV 245 hp×4、最大速度135km
 
<オーストリア・ハンガリー機>
アルバトロス単座駆逐(J型)、ウファグ単座駆逐機(D型)、ベルク単座駆逐機(D型) 、フェニックス単座駆逐機(D.I)、フェニックス単座駆逐機(J型)
 
【三沢航空科学館からのお知らせ 零戦の特別展示は52型から21型へ】
 三沢航空科学館では佐賀からの零戦52型を展示してきたが、その借用期限が近付いたため代替として映画撮影用に作られたレプリカの21型の展示が始まった。映画はコレ↓
聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実- [DVD]

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

【一式陸攻戦記 第7話・MO作戦と東京発空襲】(佐藤暢彦)
 
【アラドAr196の検証 3】(国江隆夫)
主翼とか操縦系統とか。
 
【佐渡にDC-3がやってきた!】(YAMAMOTO Kengo)
 輸送されたDC-3の組み立てを手伝ったのはパイロットと整備士の資格を持ち、自身もDC-3を所有するマーク・ボゴーストという人物。職業はスカイダイビングパイロットらしいが、所有のDC-3は安全性やコストの面から現在は商売には使っていないとのこと。
組み立ては現地の若者数名を雇って行われたようだが、欠落部品や補強用の部材を作りながら苦労した模様。ネジもインチネジなので代替がきかず、エンジンなどから流用した。零式輸送機の開発時にもセンチ規格の変更が手間取ったとある。
 
【Thunder over Utah Airshow】
 ブルーエンジェルスが1ページ、3カット。あとは話題のオスプレイとF-22A、VFC-13のF-5F。
 
【SUN'n FUN international Fly-In & Expo】(布留川司)
 LA-4-200バッカニアという知らない機体、B-29"FiFi"、アクロチームのブラックダイヤモンドのL-39×3とMiG-17×2の編隊、Red Tails塗装のP-51Cなど。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第103回 飛行船の船団護衛時、潜水艦による損害は皆無?】
 タイトルの唯一の例外は1942年5月25日の飛行船K-4の哨戒時に油槽船ペルセポネがU-593の雷撃を受けた時だけらしい。第一次大戦では英、仏も軟式飛行船を哨戒に使ったが、第二次大戦で使ったのは連合国側では米海軍だけ。
ちなみにKクラスの発動機はP&W R-1340(550hp)を425hpに減格したものが標準でK-3からK-8はライトR-975が使われた。
 
【BOOKREVIEW】
異なる爆音―日本軍用機のさまざまな空 (光人社NF文庫)

異なる爆音―日本軍用機のさまざまな空 (光人社NF文庫)

  • 作者: 渡辺 洋二
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2012/04/30
  • メディア: 文庫
短編11編で構成。航空ファン連載の「個人としての航空戦史」の内容を加筆訂正したもの。
 
 
日本海軍艦上爆撃機 彗星 愛機とともに: 写真とイラストで追う装備部隊

日本海軍艦上爆撃機 彗星 愛機とともに: 写真とイラストで追う装備部隊

  • 作者: 吉野 泰貴
  • 出版社/メーカー: 大日本絵画
  • 発売日: 2012/04/18
  • メディア: 大型本
装備部隊、搭乗員、機体のアルバム、らしい。巻頭に西川幸伸氏のカラー側面図26点、佐藤邦彦氏のカラー細密詳細図6ページを収録。
 
 
ジェットパイロットが体験した超科学現象

ジェットパイロットが体験した超科学現象

  • 作者: 佐藤守
  • 出版社/メーカー: 青林堂
  • 発売日: 2012/04/14
  • メディア: 単行本
  著者は空自でF-86F、F-4EJ、F-1に乗った人。

航空ファン No.722 2013/2 [雑誌]

航空ファン 2013年 02月号 [雑誌]

航空ファン 2013年 02月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/12/21
  • メディア: 雑誌
【零戦52型「61-120」、三度目の里帰りが実現 所沢の空に栄えエンジンの軽快音が響き渡った!】
「日本の航空技術100年展」のために日本側が招致したもの。当初は米国務省の持ち出し許可がなかなか下りなかったらしい。日本に到着したのは11月19日、所沢航空発祥記念館に持ち込まれたのは11月26日。11月27日に公開組立作業が行われ、作業が順調だったことからエンジンの始動も行われた。機体に触っていいのはPOFから来た3人とコーディネーターと日本側の一人だけ。操縦できるのもPOFで4人しかいない。
写真は小さなサイズのものが多いが、コンテナ内に収容された状態から組み立て中まであるのでなかなか見られない部分が写っていて興味深い。工具類はもちろん、機体表面を拭くため溶剤などもPOFから持ち込んだらしい。ガソリンは日本側が用意したもので「AVGAS 100 ISHINO-OIL」とドラム缶の上面に記載がある。
 
61-120の来歴もあり。1943年5月に中島飛行機小泉製作所で作られた52型5357号機。6月に第261海軍航空隊に配備され硫黄島に進出。44年3月にサイパンに移ったが6月に米側に捕獲され米本土に送られた。テストされた後、1957年にエド・マロニー氏に払い下げられ、しばらくは展示のみだったが1973年頃から修復作業が行われ1978年6月28日に初飛行を行う。その年の7月には日本で里帰り飛行を行い、さらに1995年にもう一度来日している。
 
今回の特別展示は3月31日まで。
 
【The COMET comes to life-蘇った彗星】
POFで残骸状態で保存されていた彗星11型(Y4D-1/7483)がレストアされた。アツタは当然手に入らないのでP&WのR-1830ツインワスプが装着された。よって、見かけは33型もしくは43型となってしまった。1ページのみ。
 
【U.S.NAVY WWII DIVE BOMBERS SDB Dauntless SB2C Helldiver】
 飛行中のSBDとSB2Cで6ページ。SBDは元々1942年にA-24Bバンシーとして陸軍に納入された機体。その後メキシコ空軍で63年まで使われた後、94年にローンスター・フライトミュージアム所属になった。フライアブルな状態にレストアされたのは1997年。アレスティングフックも追加されてSBD-3相当になっている。
SB2Cは45年に海軍に納入された機体。48年に民間に払い下げられ、現在はCAFに所属。現在フライアブルな状態で保存されている唯一の存在。
 
【CHARLIE's AVENGER】
 1945年にジェネラルモータース社の西部航空機部門で製造されたTBM-3Eアベンジャー。1953年にCOD(艦上輸送機)である-3Rに改造された後、今度は消防機に改造されて民間で使用される。その後2006年に再度-3Eに再改造された。現在はフランス海軍塗装。2ページだけだけど、ペラを回しながら主翼を展開中(折りたたみ中?)のカットもあり。COD仕様の時にはパイロットを含めて7人が乗り込めたそうだ。
 
【Airshow China 2012】(徳永克彦)
 9回目の開催。最初はJ-10を使ったバーイー(第81飛行表演隊)の様子。その他JH-7A、JH-8が1カットずつ。チェンドゥZ-10の起動の様子が数カット。結構カッコいいかも。海外からの技術援助を受けるため当初は民間のヘリと装っていた。だまされたのはP&Wカナダとハミルトン・サンドストランドで、エンジンと制御ソフトを提供したためにアメリカ司法省から7500万円の罰金が科された。
その他シャンシーKJ-200、シーアンH-6H、MiG-15bisなど。
 
【中国初の空母「遼寧」で殲15の離着艦テスト始まる】
 Su-33に酷似したJ-15の離発着の様子。2カット1ページ。
 
【空母エンタープライズに替わりアラビア海で作戦中の空母アイゼンハワー】
ライノ中心の4ページ。
 
【NAS Pensacola Blue Angels Homecoming Air show】(関野義和)
 CONA塗装のT-6Aがカッコいい。2ページ。
 
【F-35 LIGHTNING II NEWS】
 オランダ空軍向けF-35A1号機。
 
【Major Events at RAF Leuchars】
イギリス空軍4番目のタイフーン飛行隊としてNo.1(F)Sqnが再編された。タイフーン以外はフランスからのラファールB、ノルウェーからのCT-133バンパイアとF-16AM、世界で唯一フライアブルなミーティアT.7など。
 
【欧州見聞録】(洲崎秀憲)
 トップの夕日に向かって飛行中のAn-2TDはポーランド空軍の機体。後はブルガリア空軍Su-25UBK、ポーランド空軍のSu-22UM-3K、ブルガリア空軍のMiG-21bis。ちょっとくたびれた塗装がいい味を出している。
 
【Farewell, Big E 世界初の原子力空母エンタープライズ、退役】
 
【原子力空母エンタープライズの退役―BIG Eの51年】(松崎豊一)
艦船用の原子炉は1948年に潜水艦用として開発がはじまり、1953年5月1日に試運転に成功している。ノーチラスの建造開始はそれより前の1952年6月14日。水上艦用は1954年から始まり1956年に陸上実験炉A1Wが試運転に成功。最初の原子力空母CVAN-65が61年11月25日に就役。搭載しているのはA1Wの実用型A2Wを8基で、これで4基の蒸気タービンを駆動する。タービンの出力は1基あたり7万馬力で合計28万馬力となる。エンタープライズの1回目の燃料交換までの航行距離は20.7万nmで、20kt定速なら40万nmまで延ばせるらしい。
原子力空母の利点として自己用の燃料を搭載するスペースが不要になるので、その分航空燃料、弾薬、随伴艦用の燃料を搭載できることがある。キティホーク級と比較すると航空燃料は190万galから275万galに、弾薬は1800tから2500tへ増加している。 また動力機関用の吸排気が要らなくなるので巨大な煙突が廃止できる。逆に欠点は建造費・維持費が高くつくこと。建造費はキティホーク級の2.65億ドルに対し4.5億ドルだった。
 
【"エンタープライズ"という艦名】(石川潤一)
 Enterpriseという名前が意味するのは「冒険心」、「進取の精神」といったものらしい。この名前を初めて採用したのは独立戦争でイギリスから捕獲したスループ艦で、翌年には別の25t級のスクーナーのものになる。次は1799年に建造された新造艦135t級のスクーナー。4代目もスクーナーで1831年に就役した194t級。5代目は1877年就役の1375t級木製コルベット。6代目は1916年に米海軍が購入した16t級のヨット。
7代目がとうとう空母になり、1934年竣工のCV-6。同時期に英海軍にも同名の軽巡洋艦が存在した。8代目がCVN-65で、2025年就役予定のCVN-80が次の9代目の予定。
 
【エンタープライズ・ビヨンド "CVN-65以降"の米海軍空母と航空団】(石川潤一)
CVN-80では蒸気カタパルトに替わりEMALS(Electromagnetic Aircraft Launchint System:電磁式航空機射出システム)が採用される。
燃料の交換は50年不要らしいが、交換するときには艦体の一部を切り取って炉心を取り出す穴を開ける必要があるらしい。
 
【2011年リノ・エアレース事故最終報告】(神谷直彦)
ギャロッピングゴーストの水平尾翼のトリムタブは右側が固定されていて、左側のみトリム調整に使われていた。このタブの取り付けネジが老朽化により脱落し、フラッターが発生。事故発生時にはトリムが21°アップの状態になって機体は急上昇。この瞬間にかかった最大荷重は17.3Gにもなり、パイロットは1秒以内に能力を奪われた、とのこと。
直接的な原因はフラッターだが、キャノピーの小型化や胴体下エアスクープの撤去が招いた機体強度の低下もひとつの原因。その程度はパイロットが飛行中にたわみに気づくほどで400ktを超える速度でピッチ方向の安定性に問題が出ていた。
 
【「キ-54を引き揚げよう!」十和田湖に沈んだ一式双発高等練習機の引き揚げ作業とそれに関わった人びと(後編)】
 再び引き揚げが再開されたのは2012年8月下旬。なかなか湖底から離れなかったのはエンジンカウルの下面部分だったようだ。タイヤも泥に埋没してしていて引き揚げの抵抗になっていた。タイヤは300×900の低圧タイヤで昭和16年10月製造のブリジストン製。胴体は前部、中央、尾部の大きく3つに千切れた状態。主翼はほぼ原型を留めていて日の丸も確認できる。陸揚げ作業は9月5日に行われ、9月29日にキ-54の払い下げ契約書が取り交わされた。払い下げ価格は52,500円とのこと。
 
【空夢 第50回プレシャスメタル(後編)】(清水郁郎)
 プレシャスメタルのグリフォンは元々ハイドロプレーンボートの「Miss Budweiser」に使われていたもの。これにR-4360用のBendix-Stromberg PR-100キャブを接続。加給機はフェアリ・ファイアフライ Mk.IVのグリフォン74型用のもの。これで140inHgまで加給されるので燃料も145~160オクタンのものが必要。主翼は両端を切り取り、操縦席も18in後方に移動。
滑走中の方向安定は悪く100mphまで方向舵は効かないらしい。飛行中もピッチ方向は不安定で、エルロンは非常に重くロール率はステアマン程度と書かれている。ただし、二重反転プロペラのおかげで直進性は高いとのこと。
 
【軍用機のRDT&Eと戦力化 第2回:要素技術や生産技術の研究開発】(井上孝二)
 
【一式陸攻戦記 第14話 人間爆弾、夜偵、錬空特攻、そして沖縄への道程】(佐藤暢彦)
桜花を発案したのは太田正一飛行特務少尉。昭和3年志願の偵錬20期出身の偵察員。桜花を運ぶ一式陸攻は24丙型がベースにした丁型。爆弾扉を撤去し、桜花の懸吊装置を追加。胴体タンクと燃料コックに防弾を施し、操縦員の後ろに防弾鋼板を設置。2番タンクには四塩化炭素の液層を設けた。これにより重量増加、重心の変化、脚の強度などのチェックが行われた。
通常過荷重重量が15.5tのところ、桜花を搭載すると全備重量が16.5tを上回る。空技廠のテストでは巡航速度は170ktから129.5ktへ、実用上昇限度も8950mから7250mへ大幅に悪化した。
桜花は当初呂号薬ロケットを装備して自立推進を可能にすることを想定していたが、ロケットの実用性が無いので替わりに推力800kgの四式1号噴進器20型3本を取り付けることになった。この噴進器では若干の加速と航続距離の延伸ができるだけで、基本的にはグライダーと変わりなかった。
投下訓練用の練習機はK-1と呼ばれ、フラップと着陸用の橇がついていた。また実機と同じ重量では着陸が困難になるので、爆弾と噴進器の代わりにバラスト用の水タンクを搭載し、着陸前に放出することになっていた。しかし、最初の訓練でこのバラスト用の水を排出する手順を誤り、事故が発生。その結果それ以後は水を積まないまま訓練が行われた。よって一式陸攻側も実機と同じ重量での操縦訓練ができなくなった。
 
【メッサーシュミットBf110C~F型の検証4】(国江隆夫)
 
【エアフェスタ浜松2012】(赤塚聡)
 8機のT-4の編隊が美しい。その他F-15、F-2A、E-767Aとか。
 
【芦屋基地航空際】
 11月24日開催。地元の赤白のT-4が中心で、第301飛行隊のF-4EJ改、第304飛行隊のF-15J、第6飛行隊のF-2Aなど。
 
【新田原エアフェスタ2012】(佐藤正孝)
 12月2日小雨の中開催。曇り空で写真も全体にグレーっぽい。アフターバーナーを引いて離陸する飛行教導隊のF-15DJ、第301飛行隊のF-4EJ改、救難対UH-60J。
 
【第2回航空フェア2012 in 岡南飛行場】
 11月11日開催。
 
【D-NET 災害救援航空機情報共有ネットワーク評価実験と緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練】
 
【BOOK REVIEW】
飛行機の誕生と空気力学の形成: 国家的研究開発の起源をもとめて

飛行機の誕生と空気力学の形成: 国家的研究開発の起源をもとめて

  • 作者: 橋本 毅彦
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: 単行本
英国の空気力学研究の流れを解説したもの、らしい。学術書なので一般向けではない。が、具体的な航空機についての評論も含まれているらしい。

航空ファン No.714 2012/6 [雑誌]

航空ファン 2012年 06月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 06月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/04/21
  • メディア: 雑誌
【SHADOWHAWKS厚木へ到着】
3月24日、EA-18Gが厚木に到着、CVW-5に配備された。7ページ。
 
【先進技術実証機鋲打ち式実施】
 先進技術実証機の実大構造試験供試体の組み立てが始まった。2ページ。
 
【Blue Impluse 2012シーズンへの胎動】
 6ページ。
 
【F-2、松島に着陸】(黒澤英介)
松島に震災後はじめてF-2が飛来。やってきたのは三沢からのF-2B 2機。
 
【Schweizer Luftwaffe 雪山に舞うスイス空軍F/A-18C/D&F-5E】(中野耕志)
スイス空軍のTTE(Tiger-Teilersatz)プログラムはF-5E/FタイガーIIを新型機、グリペンに置き換えるもの。 評価試験では要求を満たしたのはラファールだったらしいが、グリペンの機体価格と運用コストが有利に働いて採用された。
 採用されたモデルはES-05 Raven AESAレーダとGE/Volvo RB12エンジン装備のJAS39E/F。
写真はスイス空軍各地の基地、Sion、Payerne、Meiringenを離発着するF/A-18C/DやF-5など。雪山をバックにしたシーンが絵になる。
 
【Mk.48】(徳永克彦)
HSS-2シーキングは1957年の米海軍の対潜ヘリコプター計画により開発されたもの。量産開始は1961年9月。
その後、大型の機体を生かして人員輸送型、捜索救難SAR型、早期警戒AEW型などが派生した。三菱重工もライセンス生産した民間型S-61はヨーロッパではウェストランドがWS-61シーキングとして製造、発達型の開発を担当。
その中のひとつがSAR型のHAR.3で、ドイツ海軍、インド空軍、ノルウェー空軍、ベルギー空軍向けのものがそれぞれMk.41、Mk.42、Mk.43、Mk.48と呼ばれる。
この特集はそのMk.48で、写真はたっぷり8ページ。
 
【欧州見聞録 "直撃カメラマン"洲崎秀憲の欧州飛行機撮影記】
英国ウェールズのマックループでの撮影。最初のやや薄暗い日差しの中をバンクしながら抜けていくF-15Eのカットがすばらしい。他にはBAEホークT.2、トーネードGR.4A。いずれも大迫力。
 
【先進技術実証機の開発と今後の展望】(加賀仁士)
将来のステルス機同士の空戦では互いの探知距離が近くなり、接近戦になる可能性が高くなる。そこでPost Stall Maneuverという高機動が求められてくる、らしい。PSMの効果は1993年のX-31とF/A-18Aの模擬戦で実証されている、らしい。
 先進技術実証機ではこのPSMのため、推力制御と飛行制御を統合するIntegrated Flight Propulsion Control(飛行推力統合)技術が使われる。このシステムは飛行制御コンピュータ、各動翼、パイロットコマンドセンサー、機体モーションセンサー、IRS、エアデータシステム(迎え角、横滑り角、飛行高度、飛行速度の検出)で構成される。
機体の規模は全長約14m、全幅約9mでFBLではなくFBWを採用。インテイク内部はスネークダクトでレーダーブロッカーも装着。キャノピーも導電性コーティングされる。搭載予定のエンジンXF5-1は推力約5トン、重量は640kgで3枚の推力変更のためのパドルがつく。
 
【次世代戦闘機に求められるシステム】(井上孝司)
 次世代戦闘機に求められるのはステルス性と機動性を両立させること。ステルス性向上のためにテイルレスにするのも手。機動性向上のために推力変更ノズルを採用する機体も増えそう。操縦系統ではFBLの採用が高まるはず。またYF-23が装備していた自己修復式操舵システムなども注目の技術。これについてはロックウェル・コリンズ社傘下のアテナ・テクノロジー社が同じような技術ASACを開発している。F/A-18の60%サブスケールモデルを使った実験では飛行途中に右主翼を脱落させて機体制御を維持することに成功している。
 ステルス技術の基本はレーダーはの反射エネルギーを弱めることと、発信源に反射波を返さないことからなる。ということは発信源ではなく、別の箇所で反射波が観測できる可能性がある。これを2機のペアで行うのがバイスタティック探知、それ以上の数で行うのがマルチスタティック探知と呼ばれる。
LPIレーダーはレーダーを使用しつつも逆探知の可能性を低減させるもの。「スペクトラム拡散通信技術を活用して、特定の狭い周波数範囲に集中して電波を出す替わりに、広い周波数に薄めて電波を出す」らしいがよくわからん。
 
【EA-18Gグラウラー 在日米海軍にも配備された新電子戦攻撃機の実力】(石川潤一)
グラウラーのF/A-18Fとの外見上の相違点は、まず主翼ドッグツース部分の形状の変更、次に高さ12.5cm、長さ150cmのウィングフェンス。ドッグツースは本来翼端失速を防ぐためのものだが、グラウラーでは翼端ポッド付近で振動が起きるようになってしまった。そこで、この効果を少なくして、その分の翼端失速対策としてフェンスが追加された。
アンテナも増設されていることも相違点のひとつ。翼端ポッドはALQ-218(V)2ののアンテナが入っているが、プロセッサや受信機はM61A2のあった場所に収容されている。
APG-79のT/Rモジュールから高出力マイクロ波を発進すると160km離れたミサイルシーカーを狂わすことが出来るらしい。
最も機密度が高いのは自身がジャミング中でも通信を確保するためのINCANS(干渉波除去システム)だそうで、オーストラリアがF/A-18Fをグラウラー仕様に改造する場合も供与されない模様。
グラウラーの重要な装備となるAGM-88 HARMは現在AGM-88Bブロック3とCのブロック4の2種類で、レーダーホーミングだけだが、GPS/INSを追加したD型を検討した後、ミリ波レーダーなどを搭載したAGM-88E を開発中。
機体価格はフライアウェイ・ユニットコストとしてみると、2011年度で7123万1583ドル、2012年度が6823万3250ドル、2013年は7265万3167ドル。ちなみにスーパーホーネットが2013年度FUCが6527万4808ドル。
 
【UH-X 新多用途ヘリコプター OH-1をベースに川崎重工開発開始】(小野正春)
 新型多用途ヘリUH-XはUH-1Jの後継となる機体。富士重工はUH-1Jの改良型を提案したが、最終的にはOH-1を改造母機とする川崎重工が受注することになった。エンジンは三菱重工が主契約で開発しているTS1-M-10(884shp)をベースとしたものになるらしい。ちなみにXTS2(1300shp)と呼ばれる試作エンジンはすでに納入されている。
 
【空夢 第42回 よみがえったAir Mail機(後編)】(清水郁郎)
 機体の修復に使えたオリジナル部品は脚のオレオの一部、胴体側面の乗降用ステップなど80点程度で、残りの大部分は800枚の図面からCNCマシンを使って作り直す。それでもレプリカではなく、レストアということになるらしい。
主翼のスパーはオリジナルは25ftのトウヒ材から作られていたが、同サイズのものは現在ではなかなか手に入らないので、重量は2割重いが7%強度が高いトガサワラを使うことに。
ホイールを製造するための金型は1万8000ドルもかかるので、購入者を募り、30個の注文を獲得することに成功。結果、1個1200ドルですんだ。初飛行は2008年の2月だった。
 
【第一次大戦獨墺陸軍戦利機の詳細(2)】(秋元實)
ジーメンス-シュッケルトD.IV フォッカーD.VIII、L.F.G.ローランドD.VIb、ユンカースC.L.I、ハルバーシュタットCLS.I、ハノーファーCL.V、アヴィアチックC.III、L.V.G.C.VI、ルンプラーC.XII
 
【一式陸攻戦記 第6話・米機動部隊との激突】(佐藤暢彦)
 
【アラドAr196の検証 2】(国江隆夫)
胴体とカウリング周り。
 
【スプーキーが日本にやって来る】(Kengo YAMAMOTO)
 米空軍のガンシップ研究は1963年に始まり、1964年にC-47にミニガン3基を装備したFC-47試作機を作成。1965年に4機が追加されたがミニガンが間に合わず10挺の7.62mmキャリパー30機関銃を使った。また戦闘機パイロットから「F」の称号が相応しくないと抗議があり、AC-47と改称することに。1966年からは本来のミニガン装備のスプーキーが製造され53機が使用された。スプーキーは銃弾24000発と照明弾45発を搭載する。AC-119とAC-130が投入され始めると、米空軍のAC-47は南ベトナム、カンボジア、ラオスに供されている。タイ空軍のAC-47はミニガンを12.7mm Cal.50機関銃3挺に変更。後に1挺を20mm機関砲や20mmガトリング砲に変更してるものもある。
 
ここで紹介されている機体は1986年までタイ空軍で使われていたもの。使えるパーツは外されていたがエンジンやプロペラなどは残っていた。これを解体し、撮影に使うために日本に運ぶことに。現地の作業員を雇っての試行錯誤の作業は相当に苦労したらしい。
 
【小松基地開庁50周年記念式典とF-15J記念塗装機】(出口春由紀)
 2ページだけ。エアインテイク横の梅の花、機種側面には白山の山なみと松の緑をストライプで表現。
 
【JAXA新実験用航空機「飛翔」初公開】
 ベースはセスナのサイテーション・ソブリン(C680)。米国でFTB化の改造のあと2012年8月に日本に到着。厚木の日本飛行機で国内での改造、マーキングを行い、2012年1月に改造後の初飛行、2月28日にJAXAの名古屋空港飛行研究拠点に回航された。母機の価格が18億円で改造費が5億円。ちなみにこれまでのFTBは1962年のビーチクラフトB65クイーンエア、1966年の富士FA-200、1988年のドルニエDo228-202、2000年の三菱MH2000A。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第102回 空冷エンジンでは高高度迎撃は不可能か?】(田村俊夫)
技術戦としての第二次大戦

技術戦としての第二次大戦

  • 作者: 兵頭 二十八
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/09/09
  • メディア: 単行本
上の本には空冷エンジンは高空では冷却が充分出来なくなり、壊れてしまうというような記述があるらしい。
 
日本の液冷エンジンは三菱重工がイスパノスイザのライセンス生産を行っていたが、1929年から開始した新製品開発では十数機種、50台あまりを試作するもものになるものは無かった。中島も1929年までのライセンス生産以後は自社開発していたが開戦のため断念。川崎はBMW-6のライセンス生産後改良後ハ9を開発したが、それ以後の発展は無かった。
 
中島飛行機エンジン史―若い技術者集団の活躍 増補新装版

中島飛行機エンジン史―若い技術者集団の活躍 増補新装版

  • 作者: 中川 良一
  • 出版社/メーカー: 酣燈社
  • 発売日: 1987
  • メディア: 単行本
日本陸軍機の計画物語 (1980年)

日本陸軍機の計画物語 (1980年)

  • 作者: 安藤 成雄
  • 出版社/メーカー: 航空ジャーナル社
  • 発売日: 1980/09
  • メディア: -

 

【BOOK REVIEW】

海軍戦闘機列伝―私たちは名機をこうして設計開発運用した!

海軍戦闘機列伝―私たちは名機をこうして設計開発運用した!

  • 作者: 横山 保
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2012/02
  • メディア: 単行本

  丸に掲載されたものの再録。タイトル通り海軍戦闘機の設計開発に携わった人やパイロットたちの回想など。

新兵器最前線シリーズ12 世界のステルス戦闘機 2012年 04月号 [雑誌]

新兵器最前線シリーズ12 世界のステルス戦闘機 2012年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジャパン・ミリタリ・レビュー
  • 発売日: 2012/04/02
  • メディア: 雑誌

  F-117A、F-22、F-35、T-50、J-20などが紹介されているとのこと。空自の元1佐によるステルス技術の解説もあり。

現存欧州大戦機アーカイブ (エイムック 2345)

現存欧州大戦機アーカイブ (エイムック 2345)

  • 作者: 藤森 篤
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2012/02/28
  • メディア: 大型本

  ハリケーン、スピットファイア、Bf109、Fw190A、MS406、H-75ホーク、I-15、Yak-3など。


航空ファン No.721 2013/1 [雑誌]

航空ファン 2013年 01月号 [雑誌]

航空ファン 2013年 01月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/11/21
  • メディア: 雑誌
【航空自衛隊F-4EJ運用40周年第302飛行隊&百里に登場した記念塗装機】(黒澤英介、田中克宗)
運用開始から40周年を記念したF-4EJの第302飛行隊の特別塗装機と、同じく運用開始か20周年を迎えたF-15の第305飛行隊の特別塗装機。
F-4EJは左右のエアインテークにスクープが描かれているが、左右でデザインが違う。左は鹿島神宮に祀られている布都御魂剣を西洋風にアレンジしたものを持ち、右は日本刀を持っている。F-15は背面に大きく日の丸を描きその中にさらに梅の花が入る。表紙に使われた写真がかっこいい。
 
【百里基地航空際】
10月21日開催。前の特集と同じF-4EJとF-15の特別塗装機。他はUH-60Jとか米軍VMFA-242のF/A-18Dなど。
 
【那覇基地開庁40周年記念スペシャルマーキング機】(佐藤正孝)
 沖縄が本土復帰してから40年。沖縄基地の開庁からも40周年ということでF-15JとT-4に特別塗装が施された。
F-15はブルーとオレンジと黒が基調。垂直尾翼は大きくシーサーの顔。T-4は黄色、オレンジ、グリーン、ブルーのストライプが使われたもの。どちらも公募で一般から寄せられたデザイン。
 
【航空自衛隊那覇基地エアーフェスタ】(佐藤正孝)
10月21日開催。F-15J/DJ 4機とT-4 4機の編隊飛行のカットなど。
 
【The Last Real PHANTOM】
ベトナム迷彩の2機のQF-4。やはりファントムにはシャークティースがよく似合う。ドローンとしてのQF-4については、日本陸自の03式中距離地対空誘導弾(SAM-4/中SAM)の開発にも関わっているとの事。
 
【VIPER ROYAL THAI AIR FORCE】(徳永克彦)
 タイ空軍のF-16A。F-16の運用から25年だそうで、第102飛行隊のリーダー機には記念の特別塗装がされている。タイのF-16当初J79エンジン搭載機しか供されなかったが、その後F100装備機の導入も許可された。
 
【AXALP 2012】(中野耕志)
 スイスアルプスのアクサルプ・エーベンフルー演習場で開催されたフリゲールシーセン・アクサルプ2012の模様。10月11日から2日間開催。写っているのはF/A-18CやF-5E、AS532ULクーガー、ピラタスPC-21とパトルイユ・スイス、JAS-39E/Fなど。スイスアルプスの景色が背景だと一層絵になる。

【世界屈指の航空掃海部隊海上自衛隊第111航空隊】
第111航空隊は岩国がベースで隊員は約200名。1974年に下総でV-107A 7機で始まったが、89年には岩国に移り、機材もMH-53Eに。2008年にはMCH-101の配備が始まっている。MC-101の母体はウェストランドのEH101マーリン。MH-53Eに比べると全長も最大離陸重量も約半分らしい。海上自衛隊提供の青い海をバックにした白いMCH-101の写真が美しい。
 
【Osan AB Air Power Day】(橋本隆)
A-10C、F-16C、F-15K、U-2S、ブラックイーグルスなど。
 
【欧州見聞録】(洲崎秀憲)
 スーパーコニーがメインで4カット、DC-3が小さく1カット。
 
【ガンファイターファントム、F-4Eファミリーと航空自衛隊F-4EJの40年】(石川潤一)
航空自衛隊におけるF-4の歴史から。1968年9月F-104Jの後継としてF-4Eが選定されたことが発表される。1971年1月14日に1号機(17-8301)がセントルイスの工場で初飛行。防衛庁が同年7月16日に2号機とともに受領。ノックダウン1号機は71年2月に受領を開始して、72年5月に初飛行。1972年8月1日、百里基地第7航空団に臨時F-4飛行隊を編成。73年10月には制式に第301飛行隊として正式に発足。
そもそものF-4の生い立ち。F3Hデモンを拡張した攻撃機としたAH-1として計画され、実用段階でF4H-1と変更されてファントムIIとなる。初代ファントムはFH-1。F4H-1(F-4A)はF4H-1F(F-4B)となり、空軍にはF-110(F-4C)として採用され、レーダーを換装したF-4Dとなる。
海軍は大型アンテナを収容するため太いレドームのままだったが、空軍はAIM-7Fの運用をあきらめ小型アンテナのAPQ-120を採用、空いたスペースにM61A1を収容した。
ベースになったのは元から機首が細いRF-4Cでこれを改造してYF-4Eが1965年8月に作られた。
マクダネル・ダグラスを吸収したボーイングがJ79をターボファンのPW1120に換装するエンハンスドファントムを計画したとあるが詳細はなし。
F-4EJ改が搭載するのはF-16A/BのAPG-66の発展型APG-66J。イスラエルのクルナス2020はイスラエルのエルタが開発したEL/M-2032 Xバンド・マルチモード・パルスドップラーレーダーを装備。ドイツのF-4F ICEはAPG-65GYを、ギリシャ向けF-4E(AUP)はホーネットやAV-8B+用のAPG-65の発展型APG-65Yを採用している。トルコのF-4E-2020はIAIラビ用に開発されたエルタEL/M-2032。
 
【航空自衛隊F-4の現状と先行き】(小野正)
F-4EJからF-4EJ改への変更点。AIM-7F、AIM-9L、AAM-3、ASM-1の対応。対地支援戦闘時の命中精度、空対空射撃精度の向上、FCSのECCM能力向上と自己防衛ECM機能付加による電子線能力向上、 IFF質問波発進装置AN/APX-76A搭載、慣性航法装置をそれまでのアナログ式からデジタル式J/ASN-4に換装。
 
【栄エンジン付き零戦、日本へ向け出発】
 1ページだけだけど、輸送のために分解した零戦52型の写真あり。
 
【「キ-54を引き揚げよう!」十和田湖に沈んだ一式双発高等練習機の引き揚げ作業とそれに関わった人々(前編)】
 (大柳繁造)
昭和18年9月27日能代飛行場から八戸に向かった立川キ-54がエンジントラブルに因り十和田湖に不時着水した。 搭乗者4人のうち助かったのは一人。
墜落場所のはっきりした場所は記録には残されていなかったが、当時救助に携わった方の助言もあって水中カメラで存在が確認された。このときは全体として破損箇所は少なかったようだが、2011年3月に引き揚げを試みたとき、ベルトをかけた箇所で切断されてしまい、作業も中断した。
引き揚げの経緯から実際の作業中の様子まで詳しい記述あり。
 
【空夢 第49回プレシャスメタル(中編)】(清水郁郎)
ジェットクラスはアフターバーナーと15度以上の後退角は認められず、酸素ボンベ、ヘルメットと耐熱服装備が義務付けられている。また製造メーカーが規定した耐G値を越えてはならないが、エンジンレッドラインの3%超までは認められる。
#3 Pole dancerはWSK SO-3エンジンを装備するTS-11イスクラ。オリジナルから兵器関連艤装、射出座席など1500ポンド以上の軽量化を行い、2~3%余計にエンジンを回すことでL-39を破った。
 
【軍用機のRDT&Eと戦力化 第1回全体の大まかな流れ】(井上孝司)
軍用機の構想開始から、実戦配備、運用にいたるまでの大まかな解説。
機体としての仕様の数字がが似ていてもコンセプト、運用目的が異なれば細かな部分は異なってくる。例えばXC-2とA400Mは機体サイズ(37.6tと37t)とレイアウト(高翼、多発、低床) という部分はよく似ているが、前者は戦略輸送機的としての性格が強く、対してA400Mは戦術輸送機的な運用が念頭にあるため、XC-2のほうが航続性、高速性に優れることになる。
 
【一式陸攻戦記 第13話敵機動部隊撃滅の見果てぬ夢 T部隊始末】(佐藤暢彦)
 
【メッサーシュミットBf110C~F型の検証 3】(国江隆夫)
 コクピットまわり。
 
【第40回木更津航空際】
 10月13日開催。第4対戦車ヘリコプター隊創設20周年記念の塗装をしたAH-1Sはマスコットキャラクター「木更津茜2尉」が描かれている痛ヘリ。その他UH-60JA、CH47JAなど1ページ。
 
【航空自衛隊小牧基地航空際】(石原肇)
 10月13日開催。第404飛行隊のKC-767や救難教育隊UH-60J、U-125A、第401飛行隊のC-130Hなど。2ページ
 
【築城基地航空際】
 10月28日開催。第304飛行隊のF-15、第6飛行隊のF-2、第301飛行隊のF-4EJ改など2ページ。
 
【岐阜基地航空際2012】(赤塚聡)
 10月28日開催。F-2試作3号機がかっこよい。そのたF-15J、KC-767、T-7とF-2、C-1初号機、XC-2試作2号機など。2ページ。
 
【入間基地航空際】
 11月3日開催。6機のC-1の編隊飛行。CH-47JAの重量物吊り下げデモの様子。YS-11FCとU-125、T-4など。
 
【JA2012国際航空宇宙展 セントレア会場リポート】
2ページでの紹介。カットが小さくて物足りない。もうチョイページを割り当ててくれても。
 
【BOOK REVIEW】
現代航空論: 技術から産業・政策まで

現代航空論: 技術から産業・政策まで

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 単行本

航空ファン No.712 2012/4 [雑誌]

航空ファン 2012年 04月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/02/21
  • メディア: 雑誌
【NAVY & MARINES LIGHTNING II】
写真はロッキードマーチン提供。飛行中のF-35CのCF-2、CF-3。主脚とアレスティングフックの間隔が7.1ftしかないため、模擬着艦テストでワイヤにかけることが出来なかった。EMALS(電磁式航空機射出システム)での発艦テストの様子。他はBF-2、BF-4。
 
【米海軍航空100周年記念塗装の練習機 CONA Scheme Trainers over Northern Florida】
TAW-5のT-34Cターボメンターは1939年当時の海兵隊の標準塗装、主翼は黄色で斜めにグリーンのストライプが入る。
T-6テキサンIIはピラタスPC-9がベース。T-6BはT-6Aに対しグラスコクピットかされ6基のMFDやHUDを装備する。T-34Cの550shpに対し、T-6は1100shp、酸素供給システムも備えるため18000~2000ftで運用される。記念塗装は全面イエローでビッグバードと呼ばれている。
そのほかTH-57Cがいくつか。
 
【MIGHTY HERCULES】(徳永克彦)
C-130シリーズの生産機数は2400機を越え、採用国は69カ国、総飛行時間は億時間を上回る。開発は1951年にスタート、1954年に初飛行している。スカンクワークスは直接関わっていないとのこと。製造はB-29やB-47を生産していたジョージア州マリエッタの第6空軍工廠で行われている。
写真はベルギー空軍のC-130H。
 
【Alenia Aermacci M-346 Master】(徳永克彦)
アエルマッキは1913年創業。1982年に新技術練習機NTT計画をスタートさせる。当初はアフターバーナー付TFE-1088-11エンジン装備の5.5tクラスの機体を想定していたが、市場性を見極めるためドルニエと協同でAT-2000計画をはじめる。この計画でAT-X2、AT-X6、AT-X7とコンセプトが詰められていき、最終的にAT-X12という案が確定する。これを元にドルニエを吸収したDASAとダッソーの3社で具体化したのがアフターバーナー付ターボファン搭載単発のTS-21。
 しかし、東西冷戦の終結や新世代戦闘機の登場により計画の見直しが必要になり、3社は別々の路線に進むことになる。ダッソーは新世代練習機の計画自体を放棄、DASAはTS-21ベースのマコを開発するが、結局1997年に中止となる。一方アエルマッキは根本から計画の見直しを行い、最も活用される速度域がM0.5~0.8、荷重は4.5~7G、維持旋回率毎秒13から14.5°であることが想定されることから、この条件を重視し、逆に実際の訓練ではあまり利用されることのない超音速性能を省いた練習機を開発することになる。
新しい構想では双発で優れた迎え角性能を持ち、FBWで制御することが計画されたが、経費削減のため基本設計がよく似ていたYak UTSを開発していたヤコブレフと共同開発をすることになった。しかし、実際のYak UTSの飛行性能はM 339を下回るくらいだったため、大幅な改設計を求めたアエルマッキに対しヤコブレフはエンジン換装だけで乗り切ろうとしかなり意見の相違があったようだ。最終的にはアエルマッキの設計の優秀性が認められ、YAK/AEM-130はUTSから胴体短縮、主翼面積縮小を行った。それでもM 346とはあまり共通点がないとのこと。
 
写真自体も素晴らしいが、M-346のデザインがいい。特にプロトタイプの2機のレッドとブルーの色がけばけばしさも薄っぺらさもない、落ち着いた大人の色って感じ。 夕日をバックにシルエットだけでも絵になる。たっぷり8ページ。
 
【GLOSTER METEOR】
グロスター・エアクラフト・カンパニーのジョージ・カーターが1940年11月から開発開始したとき、ポピュラーネームはサンダーボルトだったが、P-47がすでにあったため、ミーティアに変更された。初飛行は1943年3月5日でその時にはデ・ハビランドのハルフォードH.1を装備していた。量産型F.1はRRウェランドW.2となっている。1944年6月1日にNo.616 Sqnに初配備、1946年にはミーティアF.IVが616mph(991km/h)の速度世界記録を樹立している。 生産機数は3875機。
夜間戦闘機バージョンは複座練習機型T.7の機首にAI要撃レーダーを装備、全長を1.5mストレッチしている(1947年1月のF.44/46に対するもの)。実際の製造は同じホーカーシドレーグループのアームストロング・ホイットワースが担当した。T.7改造のNF.11/G47プロトタイプは1949年10月、正式なNF.11プロトタイプは1950年5月31日初飛行。エンジンはF.8と同じダーヴェントMk.8、レーダーはAL10(US SCR-720)、コクピットは与圧式で307機が作られた。派生型としてエンジン推力をあげたNF.13(52年12月23日初飛行、40機生産)、エンジン換装、機種を43cm延長、レーダーをウエスチングハウスAN/APS-21に変えたNF.12(53年4月21日初飛行、100機生産)、AN-APQ-43レーダーに変えたNF.14がある。
写真は飛行中のNF.11、コクピット(前、後)など。
 
【MIG FURY FIGHTERS】
MIG FURY FIGHTERSは個人の航空機コレクションで、世界で唯一飛行可能なFJ-4を所有している。ほかにはT-28トロージャン、セイバーMk.6、エアロL-39、MiG-15bis、-17がある。MiGはポーランド製らしい。写真は2機のMiGとFURYでコクピットも1カットずつあり。
 
【ウクライナのオデッサ航空機修理プラントに潜入!オーバーホールを受けるイエメンのMiG-21をスクープ】
ウクライナのオデッサにOARPという修理工場がある。OARPはオデッサ航空機修理工場の意、そのまんまやね。写真は引き渡しを待つイエメン空軍のMiG-21bis、デモンストレーション用にOARPが所有するもとウクライナ空軍のMiG-23MLD、 ウクライナ空軍のL-39M1、オーバーホール中のエジプト空軍MiG-21UMなど。
 
【自衛隊航空2012】(小野正春)
F-35の導入に向けてシミュレータ購入費用が計上されているらしいが、その価格は205億円とか。調達予定は陸自のUH-60Aが1機、CH-46Jが2機、AH-64Dが1機、海自はSH-60Kが4機、MCH-101が1機、SH-60Jは2機、T-5が4機、空自はF-35Aが2機、F-15の近代化改修機が1機、F-2の空対空能力向上が12機、F-2のJDAM機能付加が20機、C-2が2機らしい。
 
【緊急検証!一触即発のイラン情勢】(石川潤一)
イランは陸海空軍が2つずつある。正規軍とイスラム革命防衛隊。
空軍戦力はMiG-29 35機、Su-25 13機、Su-24 30機、F-14A 44機、F-4D/E 65機、F-5サエゲ3機、 RF-4E 6機となっている。もっともいずれも実際に確認された数ではなく、推計。
 
【777の現状】(青木謙知)
 
【空夢 第40回よみがえったAir Mail機(前編)】
ボーイング40を復元する話。レストア前の残骸の写真があるが、わずかのフレームがあるだけ。
 
【一式陸攻戦記 第4話・マレー沖海戦外伝 鹿屋空下士官・兵たちの闘い】(佐藤暢彦)
乙種第6期飛行予科練習生出身の納富一一飛曹のプリンス・オブ・ウェールズを攻撃する回想部分が迫力あり。
 
【Fw200 コンドルの検証7】(国江隆夫)
垂直尾翼とか脚とか。
 
【コンビニエンスストアで買える自衛隊DVD 第2段発売決定!】
コンビニで買えるシリーズ第2弾
Amazonでは買えないらしい。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第100回女性を無償飛行させた男】(田村俊夫)
英空軍パイロットのネイル・コックスは1945年2月14日、エンジン整備後のスピットファイアの飛行試験を行っていた。草地をタキシングする際、機首を突っ込まないように重石代わりに整備員が水平尾翼に乗ることがあり、この試験のときも女性の整備員マーガレット・ホートンが乗っていた。しかし、コックスはそれを忘れ、彼女を降ろさないまま離陸してしまったそうな。
 
【BOOK REVIEW】
真珠湾攻撃隊 隊員列伝: 指揮官と参加搭乗員の航跡

真珠湾攻撃隊 隊員列伝: 指揮官と参加搭乗員の航跡

  • 作者: 吉良 敢
  • 出版社/メーカー: 大日本絵画
  • 発売日: 2011/12/06
  • メディア: 大型本
 
ビジュアル中心ということだから、写真とイラストがメインかな。
 
海軍予備学生零戦空戦記―ある十三期予備学生の太平洋戦争 (光人社NF文庫)

海軍予備学生零戦空戦記―ある十三期予備学生の太平洋戦争 (光人社NF文庫)

  • 作者: 土方 敏夫
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2011/12/29
  • メディア: 文庫
  著者は昭和19年3月大村航空隊元山分遣隊に着任、教官を務める。零戦五二型丙を元山空では六三型丙と呼んでいたらしい。
 
青春 天山雷撃隊―ヒゲのサムライ奮戦記 (光人社NF文庫)

青春 天山雷撃隊―ヒゲのサムライ奮戦記 (光人社NF文庫)

  • 作者: 肥田 真幸
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2011/12
  • メディア: 文庫
  著者は331空に昭和18年に配属された方。終戦後は米軍への引渡しのため第二鈴鹿基地から横須賀基地へ空輸をおこなった。

航空ファン No.713 2012/5 [雑誌]

航空ファン 2012年 05月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/03/21
  • メディア: 雑誌
【COPE NORTH GUAM 2012】(洲崎秀憲)
グアム島アンダーセン空軍基地で2月11日から開催。最初の開催は1999年。空自からは204SQのF-15Jと6SQのF-2Aと三沢からのE-2Cが参加。米空軍はF35FW、354FW/18ARSからF-16、嘉手納18WGのF-15とE-3と5BW/69BSびB-52H。オーストラリア空軍からNo.1 Sqn F/A-18、No.2 SqnのB.737 AEW&Cが参加。7ページ。
 
【百里の海兵隊機 F/A-18D AV-8B】(瀬尾央)
日米共同訓練。米側MAG-12のF/A-18DとAV-8B。空自は第7航空団F-15J、F-4EJ、RF-4E/EJなど。全般に写真は小さめ。
 
【Farewell, VAQ-136 "Gauntlets"】
厚木CVW-5のEA-6Bが米国に帰国。日本でプラウラーが運用された最初は1978年のVMAQ-2 "Playboys"とのこと。
フラップを降ろしたときに隙間から見える赤が印象的。両翼を折りたたんだカットもあり。たっぷり8ページ。
 
【Special Operation Hercs over the UK352SOGのMC-130P/H】
MC-130Pコンバットシャドー。フレアを大量にばら撒くカットが迫力。
 
【Compass Call EC-130H】(Gary Wetzel)
空軍特殊作戦軍団AFSOCというらしい。ここに所属の352SOGはイギリスRAFミルデンホールがホームベース。その主要機材がMC-130Pコンバットシャドー、MC-130HコンバットタロンIIなど。
 
【Compass Call EC-130H】
通信系への電子妨害を行うサービスをコンパス・コールというらしい。現在これを行っているのが55ECG所属の41ECSと43ECSのEC-130H、TC-130H。両飛行隊の年間平均飛行時間は1480時間で、これは米空軍C-130の中ではダントツ。
主翼したのSPEARポッドが人と比較するとかなり大きいのがわかる。尾部付近のクローズアップでは、垂直尾翼から水平尾翼、後部機体にかけて複雑なアンテナが張り巡らされているのがわかる。模型を作る人は大変だろうな。
 
【BELGIAN MULTI-ROLE FIGHTER】(徳永克彦)
ベルギーがF-104の後継としてF-16を導入したときには160機もあったのが、1990年代には72機に削減されたそうな。空撮写真は3機の編隊が中心。夜間ミッションの模様もあり、見開き2ページで真正面から捕らえたF-16AMはそのままポスターになりそう。
 
【XC-2、物投試験開始】(瀬尾央+門脇秀樹)
戦術輸送機からの物投方法には2種類ある。PDS(Platform Delivery System)は抽出傘を曳航して、その力で荷物を引きずり出す。CDS(Container Delivery System)では機首をあげて、専用コンテナにパックされた荷物をすべり落とす。写真はPDSの模様でいずれも斜め下からの似たようなカットだが、連続写真で荷物が投下される様子がよくわかる。
 
【2013年度アメリカ国防予算要求】(石川潤一)
F/A-18E/Fは2014年度の13機でトータル565機、EA-18Gは13年度の12機でトータル114機で生産を終える予定。F-22Aは対地攻撃能力強化のインクリメント3.1、滞空能力強化のインクリメント3.2という改修が予定されている。
A-10は102機が退役となるが、対象はA-10Aで、A-10Cは残されるとの事。AC-130系ではAC-130Jが2機と特殊作戦給油型MC-130Jコンバットシャドー4機、捜索救難型HC-130Jの1機が要求されている。AC-130JはAC-130Hスペクターの後継だが、AC-130UスプーキーIIのM102 105mm榴弾砲、ボフォース40mm機関砲、GAU-12/Aイコライザー25mmガトリング砲各1に対してMk.44ブッシュマスター30mmチェインガンを1門のみ。その代わり、空対地ミサイルや精密誘導爆弾などの運用能力を付与している。搭載ミサイルはAGM-175グリフォン。
意外なところではRQ-4Bグローバルホーク・ブロック30が18機退役する。無人機でコストダウンするつもりが、U-2Sのほうが運用経費が安上がりという判断らしい。そんなもんかね。
 
【"異端武装"の四式戦闘機】(渡辺洋二)
四式戦に上向き砲を装備した写真が見つかったらしいが、入手経緯は書かれていない。米兵が一緒に写っていることから米側の撮影だろうが、いまいち不鮮明なので公式な資料ではないのかも。
陸軍の上向き砲搭載の試みは、一番最初が18年9月。ホ5を32度の角度で二式複戦の前席と後席の間に取り付けた。次は19年6月の百式司偵3型へ長砲身37mmのホ204を70度の角度で取り付けたもの。3回目が7月の四式戦の改造。座席の後部に45度の角度でホ5を装備。天蓋の頂点部を切り欠いてスライドできるようにしているが、全開には出来ないようだ。銃身の周りには太い覆いがついている。
量産されなかった理由として、空気抵抗の増加による速度、運動性の低下が嫌われた、取り付け強度などが充分でなく、テストで充分な結果が出なかったことなどをあげている。また単にホ5の1門では火力として不十分だった可能性なども彗星野戦、零夜戦のエピソードを交えながら解説している。
 
【空夢 第41回 よみがえったAir Mail機】(清水郁郎)
レストアのためのオリジナルの図面を入手するためボーイング本社と交渉したが、飛行が前提のレストアに旧い図面を提供するのは法的に難しいとの事で断念。しかし60年代に個人に渡っていることがわかり、その人を探し出してボーイング40の図面800枚を入手した。
 
【第一次大戦獨墺陸軍戦利機の詳細(1)】(秋元實)
 受領した期待で以下のものについて解説あり。アルバトロスD.Va、ファルツD.II/D.IIa、ファルツD.XI、ファルツD.XII。
 
【一式陸攻戦記 第5話・大鑑巨砲主義は終わったか ジャワ沖とガスパール海峡の戦い】(佐藤暢彦)
 
 
【アラドAr196の検証1】(国江隆夫)
 
【小松救難隊創立50周年記念式典】
UH-60JとU-125Aのスペシャルマーキングだが、全体像のカットは無い。どちらも尾部の加賀獅子の部分はよくわかる。
 
【芦屋急難隊創立50周年記念式典】
こちらもスペシャルマーキングのUH-60JとU-125A。ASHIYAの文字をデザイン化したものが主。
 
【中島「彩雲」の発動機架覆見つかる】
 長野県の飯田市で彩雲の発動機架覆と思われる部品が発見された、というか彩雲の部品と判明したというべきか。終戦時に疎開していた工場が閉鎖され、その際においていかれたものらしい。点検窓のパネル部分はどはなくなっているが、全体として変形もなくしっかりしているように見える。持ち主は長年何の部品かわからなかったらしいが、「ヒコーキ雲」に投稿し、そのサイトの主催者が「零戦談話室」にも呼びかけて判明したとある。この写真だけでなんで機種までわかるんだろう。ちなみに持ち主はしかるべき場所に恒久的に貸与したいとのこと。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 代101回 液冷ピストン・エンジンへの誤解】(田村俊夫)
 高高度迎撃には空冷エンジンは向かないとの説明がある書籍があるらしい。
 
技術戦としての第二次世界大戦 (PHP文庫)

技術戦としての第二次世界大戦 (PHP文庫)

  • 作者: 兵頭 二十八
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 文庫
 
液冷エンジンはシリンダー周囲を冷却液が循環しているので冷却が確実、しかし空冷はあたりが悪い箇所、ホットスポットが出来るので全開に出来ないという説明らしい。
 
しかし、実際には液冷エンジンでも運用制限はある。
 
スピットファイアII A/B(RRマーリンXIIの場合
 最大出力:高度300mまで エンジン回転数3000rpm、ブースト圧12.5lb/sq.in
  戦闘非常出力: 5分間に制限、エンジン回転数3000rpm、冷却液温度135℃、ブースト圧12lb/sq.in
 最大連続上昇:制限1時間、エンジン回転数2850rpm、冷却液温度125℃、ブースト圧9lb/sq.in
  最大連続出力(巡航出力):エンジン回転数2650rpm、冷却液温度105℃、ブースト圧9lb/sq.in
 
メッサーシュミットBf 109F-4(DB 601E)の場合
  離陸および戦闘非常出力: エンジン回転数2700rpm、ブースト圧5.5lb/sq.in
  上昇および戦闘:制限30分間、エンジン回転数2500rpm、ブースト圧3.8lb/sq.in
 
マーリン基本型(1934年)、マーリンIII(1939年)、マーリン61(1942年)の高度に対する出力グラフあり。
高高度性能の維持は過給機の性能。
 
【BOOK REVIEW】
世界の駄っ作機6

世界の駄っ作機6

  • 作者: 岡部 ださく
  • 出版社/メーカー: 大日本絵画
  • 発売日: 2012/03/01
  • メディア: 単行本
 
掲載された機数は本家世界の傑作機を越えたそうな。
 
陸軍重爆戦隊奮戦す―陸軍爆撃隊空戦記 (光人社NF文庫)

陸軍重爆戦隊奮戦す―陸軍爆撃隊空戦記 (光人社NF文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2012/01/31
  • メディア: 文庫
 
全5編。すべてが重爆ではなく、3篇は九七軽爆、九九軽爆など、らしい。

航空ファン No.711 2012/3 [雑誌]

航空ファン 2012年 03月号 [雑誌]

航空ファン 2012年 03月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文林堂
  • 発売日: 2012/01/21
  • メディア: 雑誌
【F-35 LIGHTINIG II】 
12月20日にF-XとしてF-35の導入が正式決定したことを受けたことによる特集。A,B,Cが少しずつ2ページ。
 
【NAVY RESERVE CONA HERITAGE PAINT SCHEMES & COLORFUL SHOW BIRDS】
CONAオフィシャルペイントプロジェクトは海軍が正式に認めた記念塗装機。実戦任務に支障をきたさないよう、また余計な経費がかからないように訓練部隊や予備役の近日中に全塗装予定の機体が選ばれている。
垂直尾翼にダースベーダーのVAQ-209 "Star Warrors" EA-6B。VFC-13 "Saints"のF-5Fは赤い星のNFWS塗装。VFC-12 "Fighting Omars"、VFA-204 "River Rattles"はどちらもダークシーブルーで前者はF6Fの塗装。VFC-111 "Sundowners"は垂直尾翼にサンダウン、機首にはシャークティース。
 
【飛行教導隊創立30周年記念式典】
ほぼ同じ右斜め後ろからのアングルで、緑/黒の82-8091、青/灰の92-9095、黒/白の32-8081、茶系の92-8912。27のT-2もあり。
 
【スロバキア空軍のMiG-29とL-39】
最初の見開き2ページを使ったMiG-29のドアップ写真がかっこいい。スロバキア空軍は一時はチェコスロバキア時代に導入された機体10機を含めた24機のMiG-29A/UBで2個戦闘飛行隊を編成したが、現在は12機しか残っていない。グレーのピクセル迷彩がかっこいい。L-39は訓練型のL-39CMが6機、軽攻撃型L-39ZAMが4機ある。
 
【Adequate Response 2011 実弾演習に参加したウクライナ空軍のMiG-29とSu-27】
MiG-29の54と55、Su-27の39、75など。短射程ミサイルR-73(AA-11 アーチャー)、中射程のR-27(AA-3 "アラモ")など。R-73RMDの写真ではスラストベクタリングノズルもよくわかる。
 
【Luftwaffe Eurofighter at Laage ドイツ空軍ユーロファイター訓練部隊JG73"Steinhoff"最新ショット】(Stephan Petersen)
空撮写真のほかに夜間のハンガー内の写真も。
 
【AL FURSAN】(徳永克彦)
アラブ首長国空/防空軍のアクロチームは1987年まではアエルマッキMB326 5機とBAeホーク63 4機で編成されたタイガー・スコードロンがあったが、イギリスのインストラクターの帰国、M326の退役などで消滅。しばらくブランクがあった後、M339の7機でアルフルサンが編成され昨年のドバイ航空ショーでデビューした。 イタリア空軍から訓練を受けているので、内容もフレッチェトリコローリに似ているそうだ。機体は砂漠を表すゴールドと原油を表す黒の2色がベース、主翼下面にはグリーンとレッドのナショナルカラーが入る。スモークも赤、緑、白、黒の4色を出すことができる。フライトスーツもほとんど黒。たっぷり8ページ。
 
【LIMA 2011】(NAKANO Koji)
マレーシアのランカウイ島で12月6日から5日間開催。マレーシア空軍のSu-30MKM、デモチームのMiG-29N/NUB。MiG-29の後継として候補に挙がっている、JAS39D、ラファールC、ボーイングのF/A-18F。その他シンガポール空軍のF-16Dブロック52+、ユーロコプターのEC665タイガーHADなど。
 
【A-4B "A4D" SKYHAWK】(LUIGINO CALIARO)
1957年製のウォーバード・ヘリテージ財団のA-4B(Bu.No.142112)。
 
【航空自衛隊次期戦闘機F-X、F-35Aに正式決定】(石川潤一)
2011年12月20日の安全保障会議にて正式決定。 平成24年度予算で4機の導入を目指している。一番の懸念である納期においては2016年で問題ないことが何度も確認されている、とある。FACO施設の建設と主翼、尾翼、後部胴体、エンジンの組み立てを国内で行うことが認められたのは防衛省としても予想以上の譲歩だったらしい。実現すれば米国以外の製造拠点はイタリアと日本だけということで、国外の機体も修理整備の対象になるかも。国産化比率はタイフーンの95%、スパホの80%という提示に比べて40%と低いらしいが、F-15Jでも当初は50%程度だったのでこれでもかなり米側が譲歩した結果とのこと。また機体そのものだけでなく、外販の継ぎ目やリベットの凹凸処理なんかもそれなりにノウハウがあるらしい。
F-35の特徴としてステルス性が取り上げられることが多いが、レーダーやセンサー類の能力も高度なもの。ノースロップ・グラマンのAAQ-37 EO-DASはテストで1300km離れたファルコン9ロケットの打ち上げの探知、追跡に成功している。つまり、日本の領空内から北朝鮮の弾道ミサイル実験の検知が出来ることになる。
22DDHでF-35Bを運用する可能性についてのコメントもあり。22DDHの甲板に耐熱処理云々の話出ているが、F-35Bの導入は流石になかろう。
 
【空自F-35戦力化への道】(小野正春)
42機を導入した場合、整備、維持管理に1兆6000億円とある。
FACOの話はここでも出ているが、やはりコクピットを含む前部胴体は国内製造の対象外。
ステルス性、センサー系以外の特徴として故障箇所を詳細に特定する機能や構成部品の交換予測時期を診断する機能が備わっていることが挙げられている。
F-15やF-4を導入した際は技術情報の非開示があったため電子機器や兵装を国産品に置き換えたが、F-35では独自の機能を後付で追加することが難しい。そのため、国産のAAM-4やAAM-5に対応させることが出来ない可能性が高い。
 
【F-35のステルス度】(浜田一穂)
ステルス機と非ステルス機を見分ける目安としてキャノピーの形状があるそうだ。これまでは与圧に有利なように断面は円に近いものだったが、ステルス機はキャノピーと胴体が一体になるように設計されている。心神のモックアップをアメリカのステルス専門家に見せたときに真っ先にこの点の不適合を指摘されたらしい。
非ステルス機のステルス化の話の中で、F-15SEのコンフォーマル・ウェポンベイの話が出ている。ミサイル発射実験を行ったところ、ミサイルのロケットモータで水平尾翼を焼いたとあるが、マジ?
F-35はXF-35に比べると胴体の下などに出っ張りや突出が多くなっている。実用機にするために色々と犠牲になったようだ。
 
【飛行教導隊30年史】(石原肇)
米海軍が海軍戦闘機兵学校NFWSを創設したのは1969年で装備はA-4Eだった。空軍はT-38で第64戦闘機兵器飛行隊(64FWS)を1972年に編成。
航空自衛隊の飛行教導隊準備隊が設置されたのは1981年8月1日だからずいぶん時間がかかっているかも。でもその4ヶ月後にはT-2後期型を使って正式に飛行教導隊が発足した。 ちなみに米空海軍が単座機を使っていたのに対し、T-2が選ばれたのはレーダーよりも人間の目が状況判断に有利とされた、かららしい。まぁ、他に候補もなかったようだが。
対戦闘機戦闘訓練時にT-2のスタイルを欺瞞させるため、垂直尾翼や主翼の一部を黄や黒で塗装した機体が出始めたのが1984年頃。T-2をより小さく見せる効果狙ったとのこと。また機動方向を錯覚させることを狙って機種下面に欺瞞キャノピーが描かれたこともあったがすぐに消された。理由ははっきりわかっていない。
1985年頃はライトグレイ/グレイ、グレイ/ダークグレイなどの各機異なる迷彩パターンが導入される。また日の丸のフチをグレーでオーバースプレイしたが、これは航空法に違反するためすぐに戻された。
F-15DJへの機種変更が始まったのは1990年の4月から。
 
【空中戦という"麻薬"にとり憑かれた男たち-飛行教導隊30周年に寄せて-】(武田頼政)
教導隊が最初に編成されたときは25名のパイロットと25名整備員、5機のT-2とT-33Aが2機。ベテランばかりを集めたので、パイロットの平均年齢は37.7歳だった。整備員はどうだったんだろう?
教導隊OB山本忠夫氏のコメント。「教導隊は編隊連携で敵を陥れるんです。T-2はF-15相手に1対1ではまず勝てない。だけど教導隊なら2対2でほぼ勝ている。3対3や4対4だったら間違いなく勝てます」
同じく2期先輩の酒井一秀氏の文。「教導隊の戦法は『相手を挟み込む、状況に合わせて役割を明確にし、狙った獲物にブラインドから必殺の一撃を加える』というものであり、T-2の性能を考慮すると極めて理にかなったものである」
教導隊のT-2と対戦すると、たいていはその機動に驚くらしい。
 1983年ころに岩国基地の米海兵隊F-4Sと2対2のACMが4日間、16ソーティ行われた。結果は海兵隊からの攻撃はミサイル1発のみという完勝。その後空軍のアグレッサーF-5Eや嘉手納のF-15ともACMを行い、交流がはじまる。その一環で嘉手納でMiG-23を見せてもらったこともある。
 
【遠州灘で不時着した「緑十字」機の部品見つかる!】
戦後の8月20日、緑十字機として使用された一式陸攻がガス欠のため静岡県天竜川河口あたりに墜落した。2005年に昇降舵の一部が発見され、2011年には鮫島海岸から10kmはなれた洋上で漁船の網に増設燃料タンクがひっかかった。
 
【一式陸攻戦記 第3話・指揮官たちのマレー沖海戦】(佐藤暢彦)
鹿屋空第3中隊長に任ぜられた壱岐大尉が一式陸攻を初めて操縦したときの印象。「とにかくスピードが速い。離陸するときなどは座席の背もたれに押し付けられるよう。操縦性もいい。ただ最初は油圧ブレーキに慣れなくて事故を起こすものもいた。主脚の強度も弱いということで補強されたと思います」。
鹿屋空は対艦攻撃部隊として、昭和16年9月から開戦前日までに16回の雷撃・襲撃訓練を行っている。その中でも1~3中隊は高度10m以下で雷撃する浅深度雷撃訓練をやっている。搭載する魚雷は九一式航空魚雷改二であり、22航戦の美幌などが使う改一と比べると炸薬量は50kg近く多く、ベニヤ製の安定版も付けられている。マレー沖海戦でも元山空(甲空襲部隊)が1個中隊索敵、2個中隊雷撃、1個中隊爆撃、美幌空(乙空襲部隊)も同じ、鹿屋空(丁空襲部隊) は3個中隊の雷撃となっていて、雷撃のスペシャリストとされていたよう。
壱岐大尉の機体がレパルスに対して雷撃を行った際の様子の記述もあり。
海戦の後日、別の攻撃を行った帰投途中に、壱岐大尉の隊は撃沈したレパルス、プリンス・オブ・ウェールズが沈んでいる海域に寄り、撃墜された列機2機と元山空1機を弔うため、また英国海軍乗員のために花束を奉投されたそうだ。
 
【第二次大戦ミニ航空史話 第99回 欧米ではパイロットはみな士官か?(イギリス空軍の場合)】(田村俊夫)
軍曹(Sergent)は当時のイギリス空軍パイロットが最初に付与される階級。なので、イギリスもパイロットがみな士官というのは誤り。中には昇進のによって士官になり責任が重くなるのを嫌って、昇進を断るケースもあったらしい。
 
【BOOK REVIEW】
回想の横空夜戦隊―ある予備士官搭乗員のB‐29邀撃記

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  • 作者: 黒鳥 四朗
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  • 発売日: 2012/01
  • メディア: 単行本
  黒島四朗海軍中尉の回想。渡辺洋二氏の編集。
 
心神 vs F-35 2012年 01月号 [雑誌]

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総花的な印象だが、総合的に理解するにはいい一冊、らしい。
 
少年飛行兵「飛燕」戦闘機隊―弱冠15歳パイロットの青春譜 (光人社NF文庫)

少年飛行兵「飛燕」戦闘機隊―弱冠15歳パイロットの青春譜 (光人社NF文庫)

  • 作者: 三浦 泉
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2011/11/30
  • メディア: 文庫
  昭和45年2月にまとめられた私家版「天空翔破」の改題、再刊行。
 
 

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